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今回のレシピはナーベーラーチャンプルー。
沖縄ではヘチマのことをナーベーラーという。
本土の人にはヘチマを食べるって言うと驚く。
だって、ヘチマは身体を洗うタワシとしか思っていないから、、、🤣
逆に沖縄では、ヘチマをタワシにすることは知ってはいても、実際使う人は少ない。あくまでもヘチマは食べる物だからだ。
戦後食べるものがないことを考えたら、ヘチマをタワシにするなんて発想に至らなかったのかも知れない。
所変われば食べ物が道具になる。そんなヘチマでも調理しているのも見せず黙って出されたら、その美味しさに大半の人が喜ぶ。
それがナーベーラーチャンプルー❗️
今では毎日でもナーベーラーを食べれるえーりだけど、初めっから好きだったわけではない。それどころか大嫌いだった。
ゆるゆるとした食感と独特な匂いには吐き気まで感じ、食べないで済むならそうしたかった野菜の一つだった。
そんな嫌いなナーベーラーが食べれるようになったのは小学4年生の夏休みに初めて夏バテの経験があったから。
夏バテはキツイってことは話には聞いてはいたけど、思った以上のものだった。
全身が重りを巻きつけたような倦怠感に襲われ、布団にめり込んだように丸二日間死んだように寝ていた。水を飲んでも吐いてしまう。だから食欲なんてとんでもなかった。
三日目になってやっと吐き気が少し治まりかけた時
「これは食べれるさ〜。これ食べたら良くなるよ〜」とオバーがナーベーラーチャンプルーを作ってくれた。吐き気は治ったものの、だからといって食欲が出たわけではなかった。
それでもオバーの押し付けない押し付けにえーりはひと口、口にしてみた。
水さえ吐いてしまっていたのにナーベーラーから出た汁はなぜか美味しく飲めた。あの嫌いなナーベーラーが、、、
その一口をキッカケに、ナーベーラーを食べてみると不思議と食べれる。柔らかい食感のお陰か2、3回噛んでツルっと流れた。
あれだけ嫌っていた食感なのに、、、
ほんの少し食べただけなのに空っぽの胃袋は温まり、なんかホッして明日は元気なるって感じながら眠た。
翌朝になると、思った通り体調は回復していた。
大きく背伸びをすると、回復したことが嬉しくてすぐさま床をあげて、身支度を整えて家を飛び出し遊びに行った。
4日間ではあったが体調不良の不快さにうんざりしてたから走り回れることがとても心地良かったのを今でも覚えている。
ナーベーラーの効用はまったく知らなかったが、あの時、体調が戻るキッカケになったのはナーベーラーのお陰だとえーりは今でも思っている。
だいぶ後になってのことだが、夏バテした経験が
「その時季時期の野菜を食べなさい!」と事あるごとに言っていたオジーの言葉に繋がった。
夏野菜には夏に必要な栄養素が含まれ、冬野菜には冬に必要な栄養素が含まれているのだ。
オジーは栄養学を学び知っていたわけではない。日々の体験から知り得た知恵があったからこそ、断言してくれていた。
『季節野菜を食べる』それは医食同源の基本で、そんな当たり前で大事なことを言ってもらっていたことに心から感謝している。
それがあって今では嫌いなものを嫌いなままにするのではなく、どうすれば美味しく食べれるか調理にも工夫するようになり、その工夫することが楽しみのひとつにもなっている。
そう想えていることが本当に有難い。
人生 好きなことが沢山ある方がいい❣️
いつ何のキッカケで嫌いなものが好きになるかわからない。
今日嫌いでも明日は好きになっているかも知れない。
まるで
『食べ物との一期一会』
「私は〇〇は嫌い!」と言い切るのではなく、「今日はどうかな?」と言った具合に楽しむ心を持ち合わせたらどうね?ってか、それが当たり前。
どうせどうせなら、楽しさの中から好きを増やしていって欲しい。
最後に、今回のこの記事をキッカケに『楽しく生きる❣️』を基本姿勢にして、家庭のリーダーである母親が牽引者になるべきだとえーりは思う。
・ヘチマ - 中 4 本
・ニラ - 4 本
・豆腐 - 2/3 丁
・ツナ缶(小)- 1 缶
・味噌 - 大さじ 2 と 1/2
・粉だし - 大さじ 1/2
・砂糖 - 大さじ 1 と 1/3
ヘチマは、洗って、皮をしっかりむいて、8mmの輪切りにする。
ニラは4cmの長さに切る。
味噌は少量の水でといておく。
鍋に油大さじ1を入れ、ヘチマを入れて炒める。ヘチマに火が通ってきたら、③の味噌:半分、ツナ缶、粉だし:大さじ1/2、砂糖:半分 を入れて混ぜる。豆腐を1口大にちぎって入れ、混ぜてから蓋をして煮る。(3〜4分ぐらい)
※ 豆腐を 手でちぎって入れるのは、包丁で切った豆腐よりも美味しいから❣️
味を見て、砂糖と味噌を入れ、最後にお好みで醤油を入れる。盛り付けたら 完成~!
※味見をしながら自分味に整えてね。