👵🏼 パパイヤに感謝

　
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夏休みの真っ最中は朝から蝉の大合唱に目が覚める。
そんな暑い真夏の日、えーりはレシピ食材のパパイヤ探しに出かけた。
子供の頃は、庭がある家には必ずと言っていいほど、パパイヤの木が植えてたから買う発想がなかった。

けど、今は違う。
パパイヤを植えてる家がずいぶんと少なくなった😂
店頭にも豊富にあるわけではない。
店頭に並ぶのもほんの少し、だから道の駅を歩き回って手に入れることにした。

今回の材料探しはずいぶんと歩き回った💦
こんなにも手に入りにくくなったのは、今年のパパイヤが不作だかららしい。
今年の梅雨はかなりの長雨で、日照不足に加えて害虫にもやられたと、ある農家さんが言っていた。

幾つもの道の駅を巡って探すのだがなかなか見つからない。
で、直接農家さんを訪ねることにした。
沖縄の暑さだと畑に出る時間が短いから、農家さんに出会える確率は低い。
非常に焦った💦💦💦
もう出会えないのかな〜って思ったその矢先、やっとある一軒家の縁側で手作業をしているオジィさんを見つけた。
直ぐに車を降りて、パパイヤ農家を探している旨を伝えた。

返事は「この辺にはなかなかいないよ〜。でも、なんでパパイヤ探してる？」と尋ねられ、オッパイを出すために探していると伝えた。
すると「ウチの庭に少しだけあるからそれを持って行きなさい」と言って、裏からもぎたての大きい立派なパパイヤを３個も手渡してくれた。
久々に見る立派なパパイヤに驚いていると「今年のパパイヤは不作でこれぐらいしかないよ」とニコニコ顔で話してくれた。
貰うのではなく、売って欲しいと頼むがお金を受け取ってくれない。
どうしても受け取って欲しかったが、「オッパイに良いって昔からいわれてるからね〜。持って行って食べせたらいいさ〜」とただニコニコ笑うだけだった😅
仕方ないから会釈でしゃがんだ隙に縁側の荷物の下に気にならないぐらいの金額を挟んで置いた。こうでもしないと受け取ってもらえないから。
今度は手土産持ってお礼に来ようと思いながら帰った。

帰りの車の中で、昔は普通に野菜として重宝されていたパパイヤが、どうしてこんなにも手に入りにくくなったのかを考えていた。

それはパパイヤが他の野菜に比べて形状上、扱いにくいからではないかと思った。

それはわかる❗️

確かに皮をむくことは面倒かもしれない。核家族では１個（痛みやすいから切売りがない）のパパイヤは大きすぎるかもしれない。色んな意味で必ずしもパパイヤでなくてもいいことも一理ある。

しかし、食べ継がれてきたことには意味がある❗️とえーりは思っている。
食材が豊富でなかった昔は、少ない食材を活かし、工夫した食卓だったし、それがかえって偏らない食事にもなり、医食同源の意味にもなっていた。もっと言えば生まれ育った土地の農作物を取り込むという大事な地産地消、地の力を取り組むの意味があるとえーりは思う。

食はただ腹が満てばいいだけではないし、栄養バランスも確かに大切。
それ以上に目の前の食べ物に何を想って頂くかも、また大切なことではないかとえーりは思っている。

食卓にあがった食べ物がまぎれもなくこの命を支ている❗️と本当にわかって口にしているだろうか⁉️
何人もの人の手を通して食卓にあがって、目の前にあることの意味もわかっているだろうか⁉️
それを感じると感謝していただく以外にない❗️

それをあのオジィさんの「持っていって食べさせたらいいさ〜」の思いやりに触れて、改めて考えさせられた出来事だった。

最後に
作る人がいることで有ることへの感謝。
食文化として受け継がれてきた知恵への感謝。
何をとっても、どう観ても感謝しかないんだな〜とえーりは改めて感じた。
それをわかって大切にしていかなければ、いつかそれらは途絶えて目の前から消えてしまうだろう。
それを知って女性、母ちゃんは台所に立って欲しいものだ。
そして農家への思いやりも持って欲しい。
　

　