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今回は、えーりが子供の頃から好んで食べてる「ソーミンチャンプルー」にまつわる話を聞いてもらおうね。
それはオヤツの話から始まるんだ。
えーりの子供時代って、オヤツ(お菓子)を食べる習慣がなかった。というよりお菓子が無かったっていうのが正しい。
当時はアメリカの統治下だった沖縄にはアメリカ製品がほとんどで、ごくごくたまにアメリカ製のクッキーか、クラッカーを買ってもらっていた。
それは本当に稀なことで大喜びした。
お菓子が食べれた時には嬉しくて嬉しくて大事に食べてた🤣💓
お菓子の買い置きも当然ない。だから、お腹が空いてたまらん時は握り飯を握ってオヤツにしてた。
それからすると、いつでもオヤツが食べれる今のご時世にほんとうに贅沢な時代になったなーって思う。
で、ソーミンチャンプルーなんだけど、えーりがソーミンチャンプルーを作るようになったのは小学生の高学年になった頃からだった。
握り飯を塩、生味噌、梅干とかに食べ慣れてくると、何か他のがたべたくなる。
そこで常備されているそうめんを使うようになった。
えーりにとって、ソーミンチャンプルーは飽きがなくて、いつでも食べれるソールフードなんだよね。
幼い頃、オバーに「お腹すいた」と言うとチャッチャッチャッと作ってくれたのがソーミンチャンプルーだった。
使い古した鉄のフライパンが焼けた頃にラードが入れられ、次いで茹でたてのそうめんが入る。
その時、ジャーって音と一緒に焼けたラードの匂いが漂ってきて、菜箸の擦れる音が聞こえてくる。
塩が足されて菜箸の擦れる音も少しゆっくりになったら、青ネギが足されていく。
そうするうちに青ネギのいい香りが漂ってくる。
その頃にオバーが
「もう少しでできるからねー」の合図がかかる。
この待ってる間のワクワク。もう口の中はヨダレで溢れそうだ🤣
オバーのソーミンチャンプルーは、自家製ラードと薄い塩味。
シンプルだけど、ラードだからあじくーたー(味が濃い)で美味しい。そんなソーミンチャンプルーだった。
最近はオシャレで美味しい食べ物はいくらでもあって、お金さえ払えば、いつでも、幾らでも美味しいものが食べれる時代になった。
それでも 子供の頃、空腹で食べたあのソーミンチャンプルーには勝てないんだよ
不思議だね〜
オバーの「食べさせてあげたい」の想い。
それと合わせて、仕上がっていく行程での音、香り。それらも美味しいに一役かっていた。
待つってことも👍
オバーのソーミンチャンプルーを食べなくなって50年余り経った。
それでもオバーのソーミンチャンプルーの味をえーりは覚えている。
だからソウルフードとなるのだ。
えーりは、ご飯を作る時、えーりのこのご飯がいつかソウルフードになるのかな〜と思うことがある。
えーりのご飯がオバーがチャッチャッチャッと作ってたソーミンチャンプルーのように心に留まるご飯になる時は無心になった時なのかな〜と思う今日この頃だ。
・そうめん - 4束
・青ねぎ - 1/4束
・塩 - お好み
・塩こしょう - お好み
・粉だし - 小さじ1
・青ねぎを小口切りにする。
そうめんは、多めのお湯で茹でる。茹で時間は、通常よりかなり短め!お湯の中でおよぐ程度に茹だったら水を切り、流水でしっかり洗う。最後に冷水で締めてザルにあげて、しっかり水気を取る。
※そうめんの太さによって茹で時間が異なるので、茹でてる途中に歯触りを確認するとよい。
しっかり熱したフライパンに油をひき、「そうめん」、「ツナ」を入れて手早く混ぜる。
※そうめんはくっついて固まるので、茹で上がったらすぐに調理して下さい。
「塩」、「青ねぎ」、「塩こしょう」、「粉だし」を好みの分量入れ、手早く混ぜて仕上げる。
※火にかける時間が長いとそうめんが塊になるので炒め過ぎに気をつけて。
※塩、粉だしは、種類によって違いがあるので、味見をしながら、自分味に整えて下さい。