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今日は重箱にちなんでさつま芋のレモン煮をセットしているのかを話そうね。
さつま芋のレモン煮はさ、えーりがテレビの番組で栗きんとんを見て「母ちゃん、栗きんとんって美味しそう。えーりもあんな栗きんとんを食べてみたい💓」と言ったことで、母ちゃんがその年の暮れに作ってくれたのが初めて口にしたさつま芋のレモン煮だった。
さつま芋のレモン煮は栗きんとんには程遠いもの。
栗とさつま芋は色こそ似ているが、まったく違う。
それは子供のえーりから見てもわかる。
母ちゃん沖縄では栗は手に入らないからさつま芋でレモン煮を作ったよ。と言って差し出した。
えーりが食べたかったのは栗きんとんで、さつま芋のレモン煮ではない。見た目からもぜんぜん似てない😢💦 栗きんとんにはレモンは入ってないし、まず、栗と芋は色しか似てない😢💢
ごまかされた感じがしてイヤになった。だから直ぐには手が出せなかった。
母ちゃん 栗ではないけど食べてごらん。栗より美味しいかもよ。
栗食べたこともないくせに栗より美味しいかもって言うな(心の声)
見た目には美味しそうに見えたけど、なんか素直になれなくてただ見てた。
母ちゃん なんで食べないの?栗はないからしょうがないでしょ。美味しいからまずは食べてごらん
えーり だからえーりが食べたかったのは栗ってば💢
母ちゃん だったら食べるな💢
そう言うと、母ちゃんはその場から離れて行った。
食べんでもいいし(心の声)
えーり、なんか素直になれない💦
悶々としながら器に入ったさつま芋のレモン煮を黙って眺めていた。
レモン煮をジーッと見ていると、そのさつま芋のレモン煮が少量だと気づいた。
たったこれだけ?と思った。
たったこれだけの量を作った?
なんで‥‥?
その時、そのレモン煮は母ちゃんがえーりだけに作ってくれたものだと気づいた。
母ちゃんはえーりが栗きんとんが食べてみたいって言ったのを覚えてくれていた。
でも手に入らないからさつま芋のレモン煮になったのだった。
そのことに気づいて母ちゃんに「ありがとう❤️」って言いたかったけど照れくさくて押し黙ったままにいた。
後から気づいたことなんだけど、えーりの子供の頃って、日常でレモンを使うことがあまりないから近所の商店で並ぶこともなかった。
だから手に入れるのも大変だったと思う。しかもそんなに安くもなかったと思う。
(たぶんそう思ったのはウチが貧乏だったからかも)
それなのに母ちゃん、作ってくれていた。
きっと喜ばせたくて作ったんだと思う。今なら母ちゃんのどうにかしてあげたい気持ちがわかる歳になった🤣
そんな思い出があるさつま芋のレモン煮を冬が近くなると時々思い出す。
そして今はえーりがさつま芋のレモン煮を作る側になっている。
重箱を作る機会は年々減っているけど、作るならさつま芋のレモン煮は入れておきたい一品だなぁ〜
なぜならえーりにとっての栗きんとんはさつま芋のレモン煮だから🤣
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