❣️ハッピーブログファンの皆さ〜んこんにちは💓
いきなりだけど、大根って好き?
子供の頃のえーりは大根って好きじゃなかった。
だけどある出来事をきっかけに好きになった。
そして大根が出回る時期になると必ず思い出す出来事がある。
それは、5歳頃にオジーとの懐かしい話。
それを今日はシェアするね
冬が近づくとヤンバルに暮らす親戚からたくさんの大根が届けられてた。届くと言っても宅配なんてない時代だから直接運んでた。
たくさんの大根にオジーは喜んでたけど、えーりはこんなたくさんあると、おかずが大根続きになるのが嫌で喜べなかった😅
そんなえーりをよそにオジーは縁側で一人楽しそうに作業していた。
何しているんだろう?って近寄ってみると、オジーは縁側に大根を一本一本並べていた。
縁側はとても日当たりがよく、天気が良い休日になると必ずといっていいほど布団や枕を干していた。ところが秋になるとそこは大根で敷き詰められた。
その大根を並べるのはいつもオジーだった。カピカピになっていく大根が気持ち悪くて何故そうするのかをオジーに聞いた。
えーり:何してるの?
オジー:大根を干してるさ〜
えーり:大根干してどうするの?腐れせてるの?
オジー:腐らせてはないよ。こうして干してしなしなにするんだよ。しなしなになった大根は日持ちして食べたい時に食べれるからこうしてよーく干しておくんだよ。保存だな!
えーり:ほぞん?
オジー:そうだよ、保存❣️
えーり・・・
オジー:こんなにたくさんあっても一度には食べきれないだろう。干し大根にしておくと食べたい時に食べたい分だけ食べれるわけさ。
なら、誰かにあげたらいいじゃん。その方が大根食べなくてすむし、えーりは助かるのになぁ〜(心の声)
えーり:干した大根はいつでも食べれるの?
オジー:そうだよ。こうしてカラカラに干したらいつまでも食べられる。せっかく作った大根だから大事に食べたいからな。
えーりはさほど好きでもない大根だから大事に食べるってことにピンとこなかった。正直、そんなにいらないよ!とさえ思った。
そんなえーりの心の声がオジーに伝わってたのか
オジーがえーりに言った
オジー:この大根は親戚の農家が作ってくれて、収穫の度に遠くヤンバルからバスに乗って持って来てくれてるわけさ。本当に重たかっただろうな〜
と言った。
えーりは持ってきてくれたおじさんの顔を思い出していた。そして、目の前にある山積みされた大根の山から1本を手に取ってみた。
大根1本なのに重い。そう感じた。
1本でも重たいのに、あのおじさん、束ねられたたくさんの大根をたった一人でいくつものバスを乗り換えて持って来てくれていた。
それをえーりは好まないとか美味しくないとかグチっていたのだとわかって恥ずかしいのと申し訳なく思った。
えーりもバスでヤンバルに行ったことがあったからどんなものかは知ってる。乗り換えや待ち時間を合わせると5、6時間はかかったし、手荷物1つでもけっこう疲れた。それを大根担いでるのだからかなり大変だ。
オジーはその親戚に「難儀させたね。大変だったろうに。ありがたいことだけど、もうそんな難儀はしないでいいよ」と言ってるのだけど、オジーの顔はとても嬉しそうだった。
その親戚は、「うんじゅんかい、かでぃふすさぐぅとぅ、ちゅくとーる。やくとぅ、かでぃとぅらしぇー。ちゃっさなんじやてぃんむちちゅーんど」(訳:あなたに食べて欲しく作ってるのだから食べてください。どんなに難儀でも持って来るよ)と、その人もまた笑顔で答えた。
えーりはそんなおじさんがとてもカッコよく見えた。
食べさせたいの想いで作ってる大根。そこにある大根はそうした想いから作られた大根だった。
だからオジーは最後まで大事に食べようと思ってたんだよね。
おじさんの愛に、オジーが愛で応えるってことなんだよね。
それからのえーりは大根の味噌汁、大根の煮付け、大根しりしりー、大根の甘酢漬けが一緒に並んでもぜんぜん平気になっていた。
うちらってさ、気づいていないだけでいつでも誰かの愛をもらっているんだよね。
知らないうちにもらってる❣️
想いがなくて作られているものってひとつも無いから‥‥。
今回、ブログ書いててつくづく感じたよ。
これから大根の美味しい季節❣️
縁側の廊下いっぱいに敷き詰めた大根とオジーとの会話を思い出しながら、今日はひと足先に大根の味噌汁と甘酢漬けを作ることにした。
今日の教訓❣️
受け入れないものは 変えられない❣️
嫌いなものの 裏には愛がある❣️
だから受け入れよ❣️
※文章と教訓は時々一致しないこともあるが気にしない❣️