オジーの手相占い❣️

オジーの手相占い❣️

『嘘からでた誠❣️

遡ること半世紀あまり前の話

えーりは、オジーの「花火は火を使うから、大人と一緒にやるものだ!絶対に子供だけでやってはいけない!」を前置きに花火を買ってもらった。

オジーが花火を買ってくれる事は今までに無い。

なぜなら、お金を燃やすのと一緒だからって理由。

だから、オジーが買ってくれたことがとても嬉しかった💓💓💓

 

その時は絶対に夜まで待って、大人の目の前でやるつもりでいた、、、

ところが、どうしても夜まで待てなくて、1本ぐらいならバレないな!ってなって、従姉妹と一緒に昼の花火をすることに。

当然オジーが心配している火事への対策は万全に👍✌️

水を入れたバケツを持って、オジーのマッチを手に、興奮マックスで家の裏手で花火を決行❗️

ところが、直ぐにオジーに強く言われた「大人と一緒に」を守らなかったことを後悔することが起きた。

開けたばっかりのマッチ箱に花火の火の粉が飛んでしまって、ゴーーーという物凄い音と共に一瞬で燃え盛った。

急いでバケツの水をぶっかけたから、火は消すことができたけど、、、

マッチが、あの開けたばかりのマッチが、、、

跡形もない!

しかも、ビチョビチョ😢

もうー、それが何であるかもわからない状態😢

コレどうすればいい⁉️

この時ほど、自分のせっかちさを呪ったことはない😂😂😂

この窮地をどう切り抜ければいいか、えーりは無い頭でめちゃ考えた。

すると

えーりに神が降りた✨✨✨✨

そう!

えーりは、人は必死になれば救われるものだということをその時知った。

えーりのいい考えは、マッチ箱を誰にも見られる事なく元の位置に戻すことだった✌️👍

オジー、オバーが居ないうちに、元に戻すこと!

それこそナイスアイデア✨✨✨

えーりはマッチ箱を手に従姉妹を見張りにつけて元あった場所に戻した。

その時のえーり、音を立てないように左右の足の親指だけで這うように歩いた👍

誰にも見られず上手くできた👏👏👏

 

そして、何もなかったかのように外へと駆け出して行った。

もうその時は、爽快❗️

まるで草原を走ってるかのようだった👍

 

昼間の悪夢も完全に忘れていたところへオジーからお呼びがかかった。

 

オジー:恵里子、だー(どれどれ)あなたの手を見せてごらん。あなたが今日一日、悪い事をしていないか、見てみよう!

えーり:えっ?手を見てわかるの?

オジー:わかるさー!

えーり:えーりが悪い事したかどうかが、手を見て本当にわかるの?

オジー:当たり前にわかる!

 

えーりは、体勢を変えてオジーを背に、恐る恐る自分の手を見てみた。

手のひら、手の甲、何度も何度もひっくり返して見た。

何度見てもなんにーもない!

シワ以外にはなんにーもない!

何にもないのを確認したえーりは、「よし!」と勢いよくオジーの目の前に両手を差し出した。

するとオジーは、頭を軽く上下に振りながら、えーりの手のひらをなぞりながら言った。

 

オジー:あなたは、今日、ひーがんまり〜(火遊び)をしましたね!

えーりはちょーどぅまんぎた(驚いた)

恐る恐る昼間戻したマッチ箱を目でチラ見。定位置に有るはずのマッチ箱が無い!

どうしたマッチ箱⁉️

オマエの居る場所はオジーの横だろ!

えーりはめちゃくちゃ焦った💦

元の場所に戻したはずのマッチ箱が無い⁉️

しかも、手に書いてあるって!

えーりの手に!

えーりにはまったく見えてないのに!

完璧だって思った行動だったのにバレている。

もう意味わからん‼️

えーりの心臓はバクバクした。

どうやってこの場を切り抜ければよいのかわからなくなった💦

だって、完璧!って思ってたのに!

なのに、何でバレる???

しかも手相で?

えーりにはひーがんまり(火遊び)したって書いてるのがどうやっても見えん!

えーりに見えたのはシワだけ!

なのに、オジーにはバレている。

オジーにはハッキリ見えているって!

ほんと意味わからん!

もー、頭の中は?マークが飛びかっていた。

 

オジー:えり、あなたは花火をやりましたね?

花火までバレてる💦💦💦💦💦💦💦💦

もう、これ以上はどうしようもない?

ここは素直に謝るしかない?

と、思った瞬間、

オジー:花火をすることが悪いとは言わない!子供だけでやることが危ないと言ってるんだ。マッチ箱もそれで燃えて、水浸しにしたんだろう?

大事に至らなかったから良かったものの。だから、子供だけではやってはいけないんだよ!火を使うのは大人の前でやりなさい!

オジーは、怒るというよりも、優しくえーりを諭してくれた。

 

えーり:オジー、ごめん。これからは大人のいる前で火をつければイイんだよね?

オジー:そういうことだ!

 

そういうと、オジーはキセルをくわえた。

そして、えーりはというと、

目の前にあった板ちり紙をオジーと囲んでいたテーブルに十数枚取り出して火をつけた🔥

すると、勢いよく燃え盛り、天井まで浮き上がっていった。

その勢いにえーりはビックリして目が点になった👀💦

その隣で、オジーが腰を抜かせたのか、よろけながらも湯呑み茶碗のお茶をぶっかけて火を消した。

と、次の瞬間、オジーがえーりをビンタした。

 

えーり:痛い!なにするーーー💢

オジー:オマエーーー、バカかーーー💢 たった今、ひーがんまりするな!って言ったばかりだろーーーー!

えーり:なんでオジーはえーりを叩くーーーー💢

オジー:なんで、ちり紙に火をつけるかーーー💢

えーり:だって、オジーが言ったさ!大人の前だったら火を使ってもイイって

オジー:だからって、家の中で火をつけるバカがいるかーーー?

えーり:バカバカ言うな!大人の前ならやっていいって言ったのはオジーでしょ💢

オジー・・・

そしてオジーは、無言のまま大きなため息をついてその場にへたってしまった。

ビンタされるまでの事が何があったのか理解できなくて、オジー以上に、えーりのほうが怒ってた🤣

今ならわかる!

えーりだってビンタするな❣️

今さらだけど、

オジーーー、

本当にごめん🙏🙏🙏

今回の教訓❣️

子供の好奇心は止められない❣️

子供の好奇心に大人がついていこう⁉️

想定外のことをやるのが子供❣️

それを大人が心しろ❣️

その前に、大人になれ❣️

PAGE TOP
error: Content is protected !!