もしもこんな不動産屋さんがあったとしたら 2

もしもこんな不動産屋さんがあったとしたら 2

前回は、不動産屋さんのおじさんから資料を受け取って、

小堀と二人、大笑いしながら帰ったところで終わったよね。

あの時さ、不動産屋さんでの会話に触れてなかったけどさ、

耳がない完全マイペースおじさんとの会話を今回聞かすよ

ウチらさ、散々おじさんのこと笑ったけどさ、

おじさんのこと凄い!って思えることもあったんだよね。

あのおじさんさ、数ある物件のほとんどが頭の中にインプットされているわけさ

「どこどこの物件なんだけど、、、」と伝え終わらないうちに、

ニョキっと立ち上がって資料を引き出してくるわけさ。

ウチが言うイントロで「あ〜あの物件ね」って思いつくとこが凄い!

あれだけの物件の中から間違わないんだよ。

聞いたウチの方が物件の資料を確認するのに「えーっと」ってなるのにさ。

ほんと凄い!

アレにはほんとビックリ‼️

ウチなんか、自慢じゃないけどその日のランチに何食べたのか夜には忘れてるからね。

脳サプリがほんと必要なんだよ。

この歳になると。

なのにさー、このおじさんは全部頭の中にあるわけさ。

そして、地形も、その土地の活かし方もスラスラと出てくるわけさ。

これにはビックリ!

その上、説明がさ、完璧なわけよ。

ウチだったら、この土地の形状はぁ???〜ってなりそうなんだけど🤣

あのおじさん、完璧なんだよね。絶対、仕事スイッチどこかに隠してる。

間違いない!

前回 言われたのがさ、

「どんな土地でもどうにでもなるさ。あんた次第だよ。

ここだとこうする。ここならこういう風にもできるさーね」とか言うんだよ。

「あんた次第」って言われた時にゃ、どっかで聞いたような、、、ってなるわけ

でさ、今回の物件、高台ってとこはウチらの条件をクリアーしたけど、

通りからの道路がない。 

なにぃーーー

道路がないーーー

やっちまったなぁーーー

道路がないって

どういうことかわかる?

そう!

そうだわけ!

そこに行けないってことだわけさ💢

行けないとこになんでカフェ建てる?って話になるさーね

「道路がないって、、、

おじさん、そんなとこなの?」

「うん!道路ないよ」

「おじさん、道路がないのにつくれんさー」

「あんたが道路造ったらいいさー」

「はぁ〜

ウチが?

道路を? 

造るって?」

「大通りからこの物件に繋がる土地は村の土地だから道路は造れるよ。

村はあんたが道路造りたいっていったら、喜んで造らせるよ💓」って。

おじさん、いつから道路公団になった?

まるで公団の人で手の内がわかったみたいな、、、。

簡単に造れるって言うけど、道路造っていたらカフェの費用がなくなるやろ💢

道路工事なんかに費やするなんてイヤや!

さらに

「道路さえあったらカフェは造れるさーね」と涼しく言う。

まったくもって、ウチの悩みを扱わない💦

おじさん、あんたどんだけのポジティブ精神よ

と恵里子の呆れた心の声

もうー、このおじさんよー、人のことだからって簡単に言ってるよ。

呆れ果てて笑いしか出てこんし笑

電話線や志村けんのことでさんざん笑い転げた小堀と二人、

半ば呆れながら不動産屋さんを後にした。

ウチの中では、その物件を見るのは功に任せる気満々だったんだけど、

はーさ、小堀が直ぐ見に行こうとって言うわけさ。

しかもさー、この後、空港まで行く予定なのに、

小堀は物件見に行くって言うんだよ。

どんだけファイターよ🔥

空港までは高速走らせても40分はかかるから慌てるよ。

だから次の機会にしようよーっと恵里子の心の声がボソボソ

ボソボソだから小堀に伝わるはずもない!

結局、ウチらは物件を見に行くことになった。

おじさんからの資料を手がかりに

不動産屋さんから一本道で、しかも通り慣れている道だったから

簡単に行けるはずだった

けど、、、

あまりにも想像していたものからかけ離れ過ぎて見逃してしまって、

おじさんが言っていた進入部分が見つけられなかった。

確かに勝手に期待したウチが悪いかもしれん!

道路はないことも確かに聞いた!

でも、でもよ、道路は造れるっていうから車2台分の侵入は大丈夫と思うじゃないかー

おじさんは言っていた

「歩ける道はあるよ」って。

舗装すればいいって言ってたから、本当に舗装するだけでよくて、

車幅も十分にあると思うさー。

なのにさ、傾斜はひどいし、段差はあるし、人が一人歩くのがやっとやんかーー

これじゃーブルドーザーをガンガン入れないと道路にならないよ💢

こんなの道って

言わん!

言わん!

いわーーーん!

絶対にいわん!

空港への時間を気にしながらも期待したウチ。

いったいどうしたらいい?

疲れ倍増!

ポジティブモンスターめ!

次、その不動産屋さんを訪ねるとしたら、

話を7割がたで聞くようにしようと思った。

いや、逆の3割にしとく。

いやいやいや、功に行ってもらう!

そうしよう!

そんな良い考えに辿り着いてやっと落ち着いたウチだった。

こうして人は一つひとつ賢くなっていくちゅーの?

今回の教訓❣️

経験から学ぼう!

2度あることは3度ある!

だから気をつけよう自分に!

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