〜夢から覚めたらそこは悪夢の中だった〜
えーりたちは皆んなに美味しい物を届けたくて色んなとこを訪ね、食べ歩きを仕事の一環としている。
なんていい仕事✨✨✨
そう思うでしょ?
ほんと良い仕事と思っている。
でも、そうでもない経験もたまにはある。
その経験とは、、、
スタッフ8人で〇〇というホテルの中華を試食をすることになった。
その試食会はサヤカの提案で、今後そのホテルを仕事での利用を含めての視察だったからなるべく多数でってこともあったんだけど、なんと体調不良で4人が欠員となった。
えーりは「よっしゃ!欠員4人の分までいい仕事しようぜ❗️」って気合い満々で出向いた。
参加者はえーり、スーミー、サヤカ、アーユの4人。
どう見ても、えーり筆頭にただのガチマヤー(食いしん坊)
唯一、アーユが口うるさい分辛口評価でセーフってとこだなって食する前から想像できそうな、そんな試食会だった。
中華にしては珍しく、フランス料理のように一品一皿で出され、一つひとつが十分な量だった。
えーりとアーユが同じコースで、スーミーとサヤカが同じコース、互いのコースをシェアしながら楽しんだ。
夕日が正面に見えてとても綺麗でそれにもとても満足した。
ただ食べるだけと思ったでしょ?
ところがドッコイ👊
雰囲気も食事の一部!
大事なポイントだからしっかりチェック👍
他愛ない話と食事の話に盛り上がって、シーンとしたレストランでそこの席だけ笑い声が響いていた。3時間近く楽しい、美味しい時を過ごして4人は家路へと向かった。
もうすっかり暗くなって、外の景色にうっとりしてた。
4人とも前屈みになれないほどに食べたのか、運転手以外は踏ん反り返って、ぼーっと座っていた。
そんな中、えーりはある事を思い出していた。
それは孫が数日前に泊まりに来た際に、心霊スポットの動画を見せたのだけど、その見せた所の近くを走っているのを急に思い出したのだ。
「確かこの辺だったかも、、、😓」
もちろんえーりはそのことについて話さない。訪れる人が倒れたり、事故にあったりで、とにかく良くないことが起こる不吉な場所の近くを走ってるなんて言いたくなかった。
だから黙っていたし、直ぐに頭の中の恐怖を打ち消そうと必死だった😓
それなのに、、、
膝に手を置いて前方を見ていたら、なんかえーりの人差し指に触れる物を感じた。
夜だったってこともあったし、田舎道だから乗り込んだ時に車の中に虫でも入ったか、もしくは気のせいだろうと思った。
で、振り払うつもりで手首を動かしたら、今度は中指まで何かが触れた。
その時は話もしていたから指を見ることなく、もう一度手を動かした。すると、人差し指、中指、薬指に触れている?いや、絡んでいるのをハッキリ感じた。
これは虫じゃない!と気づいて左手を見たーーーーーー
「ギャーーーーーーーギャーーーーー😱😱😱ーーーー髪の毛ーーー😱😱😱えーりの手に髪の毛が絡んでるーーー😂😂😂」
なんとえーりの左手には髪の毛がまとわり付いてたーーー
食べたばっかりのディナーが飛び出すんじゃないかという勢いでえーりは飛び跳ねて後部座席で思いっきり左手を振り払って騒いでた💦
同乗していた他の3人もえーりの声に驚いて「なんね?なんね?」と騒いだ。
その声にハッとして、ことの原因を見ることができた。
よーく見ると、髪は髪なんだけど、その髪の毛は助手席に乗っていたアーユの髪の毛がシートの頭部部分の隙間から垂れていたのだったぁ〜😓💦
このーーーアーユのバカやろうーーー
なんでこんなとこから、しかもこんな少しの量で髪の毛ゆらゆらさせるーーー
近くには怖い心霊スポットがあるっちゅうねん💢
こんなタイミングで髪垂らすな💢
えーりはこんなのが一番嫌いなんだからな💢
えーりじゃなくても怖いからな💢
髪の毛なんてゆらゆらさせんな💢
もう車の中は大爆笑🤣
大爆笑されたけど、えーりマジホッとした🤗
もうあんな経験は嫌だ!ってマジ思った。
お陰で、食べた中華の味が完全崩壊!
感想聞かれても髪の毛ゆらゆらが話題にあがってしまうそんな試食会だった🙏
4人分のいい仕事をするはずが、それは夜露に消えた😢💦
今回の教訓❣️
怖いものは見るな❗️ 聞くな❗️ 思い出すな❗️