オジーっ子だったウチ。
オジーが言うことは何故かぜーんぶ「YES」だった。
だってさ、オジーが言うことはさ
「ガッテンだ❣️」と思える事ばっかりなんだよね。なんでかわからんけど・・・
例えば、とってもガッテンできたことが、
食べ物、食事の好き嫌いの話。
ウチが功と交際して一年ぐらいした頃だったと思う。
オジーがいきなり
オジー「あなたは男友達がいるよね?」
なんかー?、いきなり!!
飲んでたお茶を吹き出しそうになった。
だってさ、かぁちゃんじゃなくて、また、オバーでもなくて!オジーだよ。
オジーから彼氏のことを話された時にゃ、誰でもシドロモドロにならん?
で、オジー、続けて
オジー「ここに来てご飯一緒に食べさせなさい」って
ウチ「なんで?ココで?」
オジー「うん」
ウチ「なんで?ココで?」
オジー「なんでもいいから」
ウチ「‥‥💦」
ウチが何度も聞いたのは意味があるわけよ
だってさ、ウチはオジー、オバーとご飯食べてたんだけど、オジー、オバーのおかずってさ、何しても煮物になってしまうんだよね。
二人ともそう入れ歯だから、シャキシャキ野菜炒めなんて食べれない。
だから、うーんと炒めてしまうもんだから、ピーマンも人参も玉ねぎも何がなんかわかんないぐらいの味になってしまうんだよね。
そんなご飯を食べさせなさいってこと、、、?
まさかよ〜
どれをとっても同じ味に感じるオカズに不満足だから、そんな食卓に招待したいなんて思うわけがない。
でも、オジーには「NO」が言えないウチは功を生贄にすることにした🤣
で、日曜日の晩ご飯を一緒に食べることになったわけ。
メニューはというと、
ご飯、味噌汁、例の野菜炒めって具合だった。
お世辞にも美味しいとは言えないご飯。
それを功は普通に美味しそうに食べ切ったわけ。
文句ひとつ言わずにね。
食事中、オジー、オバーとウチと功の4人で特に話すわけでもなく、淡々と食べた。
時々、オジーがあの野菜炒めを勧めるんだけど、功ったら「ハイ」っておかわりするんだよ。 味覚大丈夫かな?って思った。
食べ終わっても、話すこともなく、功、バイバイ🤣
なんやねん❣️
オジー、何がしたい?
功はにーくたーの野菜炒め(煮すぎた野菜炒め)を食べさせられて帰されただけ。
ウチは府に落ちないまま台所を片していた。
片し終えた頃、オジーに呼ばれ言われたのが
オジー「恵里、あの男は上等」
ウチ「はっ❓なにが❓」
オジー「あれだけの年寄り向けのオカズを、若もんが文句ひとつ言わずに食べ切ったから上等」
そう言うと、こう続けた
「よーく、覚えておけ!食べ物の好き嫌いは人の好き嫌いでもある!人の好き嫌いは人としてあってはならないこと。特に食わず嫌いはもってのほか!好き嫌いする人間とは付き合うんじゃないぞ!」と話してくれた。
オジーがウチに好き嫌いを許さなかったのは、そんな理由だったことがその時初めて知った。
どんなものでも、まずは口にしてみろ!
まずは食べてみてみろ!はそんな深い意味があった。
そんなことがあって、好き嫌いに厳しかったことが今は感謝してる。
ほんとオジーって地道で、よーく人を観てる。
そんなオジーとのやり取りは、色あせないどころが、とても大切なことだったことが今わかる。
今回の教訓!
先人にならって悪き習慣をこっぱみじんにしろ❣️
好き嫌いは人間失格❣️