えーりーも還暦って言葉が馴染んできた(笑)
孫がやがて5人になるんだけど、公園に行ったら、孫には容赦なく鬼ごっこをせがまれる。
えーりがだよ(笑)
イサオはヨチヨチ歩きのチビ担当。
しまいには、えーりは肩車まで。
普通は逆じゃん?
どう?そう思わん?
「バーバー、早くはやくー」って言われると、ついつい頑張ってしまうがな💢
って言うか、ハァーハァー息切れしようが、何だろうが、孫の喜ぶ顔見たさに老体に鞭打ってやってしまうわけさ(笑)
遊びだけじゃない
泊めて、一緒にお風呂はいったりもする。
お風呂でも遊ぶから手足が白くふやけたりして、何してるかわかんないことばっかりやってる(笑)
そんな子や孫との楽しい時間を過ごしていると、よく思い出す人がいるんだよね。
盆正月に会う親戚のおばぁーなんだけどさ、そのおばぁー、戦争で夫を亡くし、女手ひとつで子を育てたんだって。
戦後の荒れ野原の中、とにかく大変だったみたいだけど、子供を育てるので精一杯で、グチっているヒマがなかったんだってよ。
それを笑って話すおばぁーだわけ(笑)
いつもニコニコしている不思議さから聞いたことがある。
「いつも息子家族だけ出かけて、おばぁーはいつも一人残されて留守番してるけど、イヤだなーとか、辛いなーとか思ったことないの?」ってね
するとおばぁは
あっさー、たくさんあったよーと、満面の笑みで答えた。
そして、こう続けた
私はね、戦争で夫亡くし、息子を育てて、息子が社会人になるまで必死だったねぇ〜。とにかく頑張ったさぁ〜。でね、息子も結婚した時には、これで少しは楽になるって思ったわけさ。
ところがさ〜 あの通りの嫁さ、仕事、仕事、仕事で家のことは私に任せっきり、それどころか、孫の世話もぜんぶ私なわけよ
(ハハハ)
今ではひ孫までみてる
(手を叩いて笑う)
毎日毎日休む間もなくて、辛くて泣いたこともあったさー。
でね、誰かにおばぁーの気持ちを聞いて欲しくて、当時、病気で入院していた姉さんに話したわけさーね。
そしたらさー、姉さんが涙流したわけ。
おばぁーはね、姉さんが私のために泣いていると思ったわけさーね。
でもね、そうじゃなかった。
姉さんは
あんたは幸せものだね。
子や孫のことがやれて。
私は、どんなに子や孫のことをやってあげたくても、見てごらん、この身体で何ができる?と言って、ピクリともしない身体を指さしたんだって。
私はあなたのことが羨ましくて、羨ましくてと言って泣いたって。
おばぁーは、そうとうショックだったらしい。
そして、自分が何をしているか気がついて恥ずかしくなったと。
最後にこうも言ってた
その時以来、私はこの身体が動くことを心から感謝しながら、
私にやれる事は何でもやろうと思うようになったさー。
毎日有り難く思うようになったらさ、文句ない毎日だわけさ〜
だから私は動けるあいだは何でもやるよ〜。
今の私はさ、こうしてあんた達に会えることが一番の楽しみだからさー、いつでもいいから顔を見せに来なさいよ〜
とシワくちゃくちゃの顔をさらにシワくちゃにして笑顔で言うわけよ。
最高じゃない?
これが本当の年寄り❣️
結局、このおばぁー、90歳近くまで客にお茶出ししてた👍
もう私はお茶しか出せなくなったさーって笑顔で言った。
最後まで自分が出来ることをやって人生を終わらせたあっぱれおばぁー✨✨✨
こんなだからその人の傍に人が集う❣️
それを年寄りという
【今回の教訓❣️】
自分にやれる事を精一杯やり続けるだけ❣️
年寄りのシワにはその分の想いと頑張りが刻まれている❣️
ちゃ〜がんじゅ〜
ちゃ〜ありがとぅ〜