おはよう〜!
親力講師の由貴子だよ
今日はHAPPY BLOGでお馴染みの えーりーの記事を紹介するよ〜
今回もえーりー節が炸裂
この突き抜け感! そして 本質をズバッとついている〜
読んでて きもちがシャッキっとしてくるわけさ〜
親力プログラムで言う
「や〜なれぬ ふかなれ〜」(家で出来ないことは 社会になっても出来ない)は
生きる基本
学問よりも お母さんが育てる生きる力
だから やっぱり お母さんから 生きる力 育てんとね!
それではどうぞ〜
・・・・・
『学問よりも大事なこと』 真志喜 恵里子
いきなりだけど、皆んなのかぁちゃんってどんなかぁちゃんだった?
えーりのかぁちゃんはさ、恐いがつくぐらい厳しい母ちゃんだったわけさ。
一言で言うなら歩く六法全書って感じだわけ。しかも自分よがりの六法全書だからね
少しでも良くない事を見ると、すぐに誰にでも注意するから近所のおばさんたちからも煙たがられていた
あっさー、聞いてー、えーりが幼稚園の時にさ、黒板に〇△□の図形が描いてあって、それを担任が
「この形、わかる人〜?」って、皆んなに聞いたわけさ
そしたらさ、皆んな「ハイハイ」って手を挙げたわけ。
えーりはそんなことにあまり興味がなくて
ヒマそうに足をブラブラさせながら周りの皆んなをキョロキョロ見渡していたわけよ。
一度も手を挙げないでただ見てたわけ
それから何日かして、担任が前触れもなく家庭訪問。
しかも夜!
そして、母ちゃんに言うわけ
担任:この間ですね、〇△□の図形わかる人〜って尋ねると
えりこさんだけがわからなかったんですよ。
何ひとつわからなかったようなんですよ。
それをお母さんはご存知かな〜と思って今日は来ました。
母ちゃん:ふ〜んそうだったの〜(淡々とまるで他人事?)
担任:そうだったの〜って、お母さん、いくらなんでも呑気に。
恵里子さんだけがわからないんですよ
来年は一年生になるのですから、ご自宅でもう少し勉強してもらわないと、、、
歩く六法全書が噴火ーーー
母ちゃん:なにーーー?勉強ーーー?勉強は学校、先生が教えるもの
なんで家で勉強教えないといけない️勉強を教えるのはあんた達の仕事
ウチ(家)は家事を教えるもの
先生のあんたが学校が何する所かもわからんってことね?
どぅく、ちゅーわじらさんきどぉー(あんまり、人を怒らすな)
担任は思いがけない反撃にタジタジ。何か独り言を言いながら帰って行った。
それからしばらくしての事だ
朝、教室の掃き掃除をしていたら、
担任:恵里子さん、何してるの?
えーり:はっ?掃き掃除してる!
担任:掃き掃除はわかるけど、なぜあなたが?
えーり:はっ?掃き掃除?きれいになるから!
担任:だからどうしてあなたが?
えーり:はっ???
伝わらなさにめんどくさくなったのと
掃き掃除の手を止めたくなくてそのまま掃除を続けた。
担任は目をてんにしたまま突っ立っていた
(その頃の幼稚園は、教室の掃除は上級生の5年生がやることになっていた)
その日、なぜか担任から一緒に帰りたいと言われて家まで送ってもらうことになった。
担任が幼稚園児と帰ることは、仕事の都合上そうできることではなかったが、
その日の担任はえーりと帰った。
で、帰り道にこんなことを聞いてきた
担任:恵里子さんは家で掃除するの?
えーり:掃除?えっ?なんで掃除のこと聞くの?
朝からやたら掃除のことばっかり聞いてくるなぁ〜(心の声)
担任:今日、教室を1人で掃除してたでしょ?だから
えーり:・・・だから?・・・なに?
ほんと何が聞きたいの? 意味わからん!(心の声)
担任:いや、ほら、1人でやってたでしょ
えーり:掃除することがそんなにおかしいの?
担任:掃除がおかしいんじゃなくて、、、なんて言ったらいいのかな〜・・・
あっ!頼んでないのにやっていたから
えーり:掃除ってさ、汚れてるって思ったらやることじゃないの?
担任:そうなんだけど、、、恵里子さんはまだ子供でしょ?子供が掃除ってねぇ、、、
えーり:えーりはお姉さんだよ
担任:???
えーり:えーりはお姉さんだから掃除ができるわけさー。
でも、妹たちはまだまだ小さいからできんわけ
担任:???
かみ合わない会話をする間に家に着いた
家に着くと奥から母ちゃんが出てきて、担任は母ちゃんと話しはじめた。
母ちゃん:今日はどうして一緒?
担任:今日は是非、お母さんに聞きたいことがあって
その時はじめて担任に意図があって一緒に帰った来たことがわかった。
担任:今朝、恵里子さんが1人で教室の掃き掃除をしてたんです。
母ちゃん、反応なし
そして、担任はまた同じことを言った
それに対して母ちゃん
母ちゃん:それで?
ウリウリ、母ちゃんまたキレるよ〜でーじなたん(心の声)
担任:1人で掃除してたんですよ!
母ちゃん:だから???
母ちゃんももちろんえーりも???
今振り返ってみると変な会話してるぅ
担任:こんな子供が言われもせずに掃除するって考えられないんです
えーりと母ちゃんはさらに目が点になった。
母ちゃん:そんなに掃除が珍しいの? でーじやっさー(大変なことだ!)
担任:えぇ、、、子供ですから、、、
母ちゃん:子供の掃除がそんなに珍しいことかね?
担任:子供が自主的に掃除をするってことが不思議なんです
ヤバイ! 母ちゃん、少しご機嫌がななめった
母ちゃん:子供でもなんでも、掃除するのは当たり前
汚れてるなって思ったらやるのは当たり前じゃないの
気がついたらやりなさい!っていつも言ってる
こんな当たり前のことを教えないでなに教える
そんなこと聞くあんたおかしくないね
担任はしばらく黙っていた。
そして、お茶を呑んで一息つくと帰って行った。頭が混雑していたのは明らかだった
その後、なぜかえーりと担任、土日に遊ぶことが多くなった。
そしていろんなことを話すようになっていた。
今でいう女子トークみたいな
卒業をキッカケに疎遠にはなったけど、お正月とか、えーりの結婚式とかには顔を出してくれていた。
社会人になってしばらくぶりに会った時、
担任:恵里子さんのお母さんはとにかく芯の通った人で、思ったことを何でもハッキリ言う人だった。
私、何度怒られたことか恵里子さんが他の子と違っていたのは、そんなお母さんに育てられたからだったのね。お母さんが言うことに色々と考えさせられたし、何が大切かもあなたのお母さんに教えてもらったのよね。あの掃除の時はホント怖かった
勉強の前にもっと大切なことがあるってことを突きつけられたのは衝撃的だった
と話してくれた。
この話を聞いて担任にとってあの出来事がどれだけショッキングなことだったかが伝わった
振り返るとさ、ホント母ちゃんって鬼?って思うぐらい怖かった
帰宅部のえーりにとっては家事手伝いが部活みたいなもんだった
これでもか!これでもか!って家事手伝いをさせられてきたから
でも、そのお陰で社会に出る前には家事の全てが出来るようになってて
結婚して家庭をもってからの仕事との両立も問題なくできた。
何よりも上手になるにつれ、家事が楽しく思えるようになったことは本当に良かった。
家事が楽しいと思えることは本当に有り難いことだ。
生きている限り続く家事が楽しめないなら生きていて地獄を味わうようなもんだ
と、えーりは思う。
そう思わん
だから、子供の頃から家事手伝いを当たり前にして
大人になった頃には、誰もが家事を楽しめるまでにこ慣れて欲しいってえーりは思うんだよ。
させられる人生より、する人生
絶対それがいい
騙されたと思ってこ慣れるまでやってみぃ
絶対楽しくなるから
絶対に
今回の教訓
嘘だーと疑うならやって試すことが一番
騙されることが幸せだったりもする
本当のバカは騙されない
生きる基本のや〜なれ〜ぬふかなれ〜は学問より大事
=関連リンク=
生きる基本!子育ての基本!
□親力プログラム DVD 基礎編(初級編)①家庭で育てる生きる力