嫌いだからこそ好きになろう💓
最近、ハマっている食べ物、食材がある。
それはレバー!
本土に比べて沖縄は レバー料理はそう珍しいものではない。逆に体調がイマイチになると、寝込む前には必ずと言っていいほど、どの家庭でも“チムシンジー“(レバーの味噌汁)が食卓に上がるポピュラーな料理で身近な食べ物だ。
そんなレバーだが、子供時代は最大級に嫌いな食べ物だった。それはえーりだけではない。大半の子供がそうだった。
匂いが一番苦手で息を止めて食べていた。
レバー汁の汁だけを飲むのなら良いのだが、レバーを食べるのは食感もダシが出し切ったレバーそのものは決して美味しいとは思えるものではなかった。時には匂いと食感に嘔吐しかけることさえあった。
それを見てオジーが「良薬口に苦し。それでも食べ続けていたら美味しく思うようになるから」と涼しげに言った。
いくら良薬でもなぁ、まずいものはまずい(心の声)
それでも定期的に食べることであれほど嫌いなレバーも慣れていった。
幼少の頃は食べないですむにはどうすればいいかを考えていたが、小学高学年になってご飯を作る側になると、逆にどう作ったら美味しく食べてくれるのかを考えるようになっていた。
それは母が臭いを消すためにニンニクを足したり、食感を変えるためにフライにしたり工夫していたのを見ていたからだと思う。これが学ぶの語源になる”真似る”で、観て真似ることで身につくということ。これはえーりの食に対する基本にもなっていて有り難いことだと感じている。
結婚し、家族を持つと家族の健康を気にかけるようになり、食べさせたい気持ちはより強くなっていった。子供が学童期になった頃には菓子パンよりおにぎりを、スナック菓子より煮浸しを作り置きするなどオヤツの概念を変えていったものだ。
子供が小学生の頃、レバーが抵抗なく食べれるようになって欲しいと想い、思いついたのがレバーの甘ポン酢づけだった。現代のように携帯で簡単にレシピが調べられる時代ではなかったから、自分の予想で試すしかなかったが意外にも子供たちには好評を得た。それには子供たち以上にえーりの方が喜んだものだ。
こうしてレバーの甘ポン酢づけはえーりの定番となった。
『食べ続けていたら美味しく思うようになる!』のオジーの言葉は正しかった。
それは金城先生の『向き合い続ければ必ず感謝にたどり着く❗️』と同じで、レバーを嫌って避けていたら嫌いなままに終わり、作るどころか食べることさえもなかったし、レバーの甘ポン酢づけなど考えつくこともなかったと思う。子供たちが好きになってくれたことは本当に有難いことだと今でも思っている。
この事を通して、世のお母さん方にご飯作りを見直して欲しい。
お母さんのちょっとした工夫と、ちょっとした思いやりと、ちょっとの好奇心で食事は大きく変わることに気づいて欲しい。
これは食だけの問題ではない。
嫌いなものに向き合い続けることは人間関係にも同じことが言える。嫌いな人にも向き合うことは大事なことで、避けて逃げる人生よりも向き合う姿勢でチャレンジを楽しむ生き方が人生はるかに豊かになる。工夫してでも食べさせたいと思いやるお母さん自身の想いを育てることにも繋がる。
そして、どうしたら美味しくできるのかの好奇心は生涯通して持ち続けたい大切なことだとえーりは思っている。
生きている以上、人は食べ続けるもの。食べるは一生続くもの。
だからこそ、お母さんには楽しんで取り組んで欲しいと毎日、毎日思っている。
えーりは、自分が楽しんで作っているからわかる!
楽しんで作るご飯は、どんな薬も及ばない!
薬に負けるわけがないと。
お母さんが楽しんで作るだけで、大きな愛を食べさせていることをお母さん自身が知ることが最も大切なことだとえーりは思っている。
そんなことを受け継ぎ、伝えるお母さんになろうよ。
・豚レバー - 300g
・ポン酢 - 300cc
・砂糖 - 大さじ 5
(お好みの甘さで)
【レバーの下処理用】
・塩 大さじ 2
・酒 大さじ 2
★容量は、あくまでも目安! 自分好みに足したり引いたりして「美味しく」食べてね!
by:まーさん食堂スタッフ一同
●「豚レバー」は、お好みの大きさに そぎ切りにしてボールに入れ、「塩」大さじ1、「酒」大さじ1 を入れ、なじませて水洗いする。
※これを2回繰り返し、ザルで水切りする。
鍋に「レバー」を入れ、たっぷりの水で茹でる。
※煮ている間にアクが出てきたら、こまめに取る。
途中で味見して、煮えたら、そのまま皿、もしくは保存容器に入れ、「ポン酢」300cc と「砂糖」大さじ5 を混ぜたものを流し入れ、1時間以上 つけ置きしたら 完成❣️