「一緒・共感」とは❣
– 金城先生の解説 –

このテーマの解説は❣
親力プログラム開発者の金城先生が
以前 親力プログラムセミナーに通う
生徒さんから受けた質問に答えた内容を
そのまま紹介しています❣

初めての方にも❣ 生徒さんにも❣
そして 子供にも❣
めっちゃ分かりやすく解説してるので
これを読んで「一緒・共感」を掴んじゃおう❣
 
 
 
ベストセラー作家/人間学講師
金城幸政

「三つ子の魂百まで」
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「三つ子の魂百まで」という ことわざ が
あるんですけど、今、保育園とか児童心理学
とかの世界では、これを使うなという指示が
出てて、賛否両論でぶつかってるんです。
なぜかと言うと、三歳までの人格がおよそ
一生を引きずるっていうのが このことわざ
の由来だからなんですね。
だけれども、
三歳までに決めつけていいのか。
だから、積極的に使わないっていう流れが
あるんですが、それは、この言葉の重さを
知らない人の議論なんですよ。
 

 
「”三つ子の魂百まで”の意味」
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実際に3歳までにかなり人格の基礎は決定
します。そういう意味で言うと、
「三つ子の魂百まで」というのはものすごく
影響力があります。
特に胎教から3歳までの間は、お母さんと
いた方が、いないよりはずっといいです。
ただ、皆さんが「三つ子の魂百まで」の
意味がわからないので、漠然とするんですよ。
漠然と「どうしようかな~」と思うのと、
「やっぱりそうよね!」「あ、そうなんだ」
と思うのと、言葉の重みは違いますよね。
言葉の意味がわかれば、絶対、いい加減に
扱わないと思います。

人間の脳というのは、4歳までに基礎体系が
ほぼ出来上がるので、それまでに人格の基礎
がつくられる。だからその時期に経験した事、
4歳くらいまでにお母さんとともにやった事が
その人の人格パターンになるから、「三つ子の魂百まで」っていう言葉があるんです。
その意味では、子供と共にいることは基本的
に大事。これを、お母さんがわかること。
問題はですね、ほとんどのお母さんが
赤ちゃんと朝から晩まで一緒いいて、
「一緒にいて共にいない」んです。
お母さんが考えてるのは、
オムツ替えること、ミルクあげること、
世話をすること、洗濯機回すこと。
1時半からは昼のドラマがあるし(笑)。
もろもろあってですよ、一緒にいる時間、
赤ちゃんを見つめてるのか。
保育園に入れても入れなくても、
見つめていなければ、一緒にいても
不満は募っても豊かさは募りません。
でも、保育園に預けても、一緒にいる時間、
気持ちの交流とか感情の交流が豊かに
行われているのであれば、一日わずか
2~3時間でもすごくお互いの情緒は
つながります。
要は、一緒にいるという意味です。
まずこれが一つ。
 

 
「 関心 と 感心 」
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問題なのは、共通する「カンシン」です。
普通、一般社会で使われてるのは「関心」
だと思うんですよ。
何に興味を持つのかって言う意味の関心。
この授業で使われる「感心」という言葉は
「感じる心」です。
ニワトリが先か卵が先かって考えてみて
くださいね。
「何々に関心があります。だけど感じる心は
ありません」だったらどうしますか?
「いや、感じる心は豊かななんですけど、
関心ごとがありません」。
こういうのがチグハグな状態になってるのが、
人間なんですよ。
赤ちゃんのオムツを変えることに関心があり、
「あ、オムツだな」って感じてますか?
お母さんは自分の作業としてオムツを替える。
違う。赤ちゃんが気持ち悪いな~というのを
感じるまで待って替えるんです。
わかりますか?
作業として替えるのは、通りすがりの
おじさんでもできるんですよ(笑)。
「あいーっ、赤ちゃん泣いてるねぇ、
何で泣いてるのかねぇ、
オムツじゃないかねぇ、
ああそうだった」って出来るんですよ。
だけれども、お母さんがオムツ一つを通して、
感じる心を育てたいと思って関心を持って
オムツをみているならば、オムツを通して
感じる心を育てられるんです。
ところが、感じることに対して
親に関心がなければ、
赤ちゃんにこれを与えられないんですよ。
単なる作業の中で子供と関わる
というんであれば、
産んでなくても出来るんですよ。
 

 
「どういう「共に」どういう「一緒に」」
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基本は愛情があって、感じる心が
ビンビンに立ってて、関心とつながって
人の感性は動いていきます。
「共にいる」「一緒にいる」と言っても、
「一緒にいて何してんの?」って言われて、
「ああ(笑)」ではね。
20年後に「ああ(笑)」って言った日には、
子供は誰だかわからない人間に育ってますよ。
何を大切にしてほしいか、
何を生きる活力としてもってもらいたいか、
一人の人間を育てようとしてるときに、
どういう感心、
どういう「共に」、
どういう「一緒に」
なのかということが大事です。
だから、さっさと復帰しましょう(笑)。
復帰して、お母さんばっかり見つめてる子供
ではなくて、子供もまたいろんなものに
自分で邁進していけるように、親が
ほどほどに距離を開けていってあげないと。
子離れできない親、もしくは、
お母さんから自立できない娘のままで
お母さんになってると、子供には全部バレますので。
だから子供は親から離れないんです。
「お母さんが心配でしょうがない(笑)」。
保育園に子供預ける時に、ついつい子供が
むずかったり寂しがったりしてなかなか
預けにくいお母さんは実験してみてください。
お母さんが「ふんでー(甘えた態度)」
やめたら、子供はさっさと保育園に行きます。
お母さんが寂しいだろうなと思ってるから
それを表現するんであって、
「お母さんも楽しんでくるね、仕事。
家庭を豊かにするために働きにいってくるね」
ってワクワク職場に向かうと、子供も
「じゃあ保育園で一日遊んで来るね」
って言って保育園に元気にでかけていきます。
お母さんが「預けるのはいいんだろうか」
「また会社で上司に怒られないかな…、でも
生きるためには働かないといけないさぁね」
とか、苦しみながら生きてると、子供は
保育園に行くのが苦しくなります。
お母さんがシフトすれば、子どもは
「いってらっしゃい、バイバイ」みたいなね。
「もうちょっと別れ際は未練持ってよ」みたいな(笑)。
こういうことなんかも本当はお母さんの投影が多いんですね。
そういう意味でいっても、一緒にいる意味も、
保育園に預ける意味も、おむつ替え一つでも、
一つ一つ意味や価値を与え、育てることは可能です。
 

 
「生きる力を育てる 金城家の子育て」
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僕は4人子供がいて、
みんな大人になってますけども、4人とも、
1歳の誕生日にオムツがとれました。
1歳の誕生日に、
「このオムツは赤ちゃんがするもの。
このトレーニングパンツはおにいちゃん、
おねえちゃんがやるもの。
これ(普通のパンツ)は
もっとおにいちゃん、
おねえちゃんがつけるもの」
と子供に伝えたんですよ。
すると、「もういい。1歳だから」って。
自分の意志で、
もう赤ちゃんじゃないからって言うんです。
どうですか?
子供自身の人格の尊重をもって成長する。
こんなのが本来の躾の形であるべきです。
親が一方的にこれしなさい、あれしなさい
といって覚えさせるのではなくて。
そうじゃないと自分の力になっていかない。
 

 
「一緒にいる時間を大切に♪」
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そういうことも含めて、仕事復帰しても、
仕事してる時は子供のことを一切思い出さない
くらい仕事に集中すること。
夕方保育園に迎えに行く時も、
「家に帰ったら夕飯作って、洗濯機回して、
あれこれしないといけない、はい、さっさと
帰るよ」って迎え方するのと、
遠距離恋愛の彼に逢うみたいに
「ただいま~♡、仕事終わってきたよ~」
って感覚で迎えにいくのでは
子供のテンションも全然違います。
やっぱり、毎日恋人を迎えにいくような形で
迎えてほしいなと思います。
 

 

 

 

 

 
 
 
 
 

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コメント

  1. […] 一緒、共感からスタートして今がある!!!! […]

    0
  2. アバター 馨理 さんの発言:

    この記事を忘れないように刻みます。
    内容もどの写真も、もうすごすぎて♥♥♥
    ありがとうございます♥

    0
  3. | 藤沢 -Fujisawa- さんの発言:

    […] 生理的欲求・一緒・共感😊 […]

    0
  4. アバター かしまゆき さんの発言:

    全部、鏡でやっぱり自分から育てていく事が大事なんだと感じました💖💖

    0
  5. | 藤沢 -Fujisawa- さんの発言:

    […] 生理的欲求・一緒・共感 […]

    0

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