Q4.子供に自主性を持たせるにはどうしたらいいですか
子供に部活などのスポーツをさせたいんですが、友達と遊んだり、ゲームに夢中です。子供に自主性を持たせるにはどうしたらいいですか。
A.子供は自主性ではなく、基本、好奇心から何でも始まります。
子供に「~させる」という時、誰か特に親やその子を取り巻く環境にその子供に見本になっている大人はいますか?
現代社会の教育環境上、家庭も学校も好奇心を自主性や主体性へ繋げて、育てていくことに要点が置かれていません。
ですから、自主性を育てることは障害があります。
成長サイクルの第一期0歳からは7歳までは特に家族、家庭、親の影響が強くあり、「感受性」と「感情」の基本パターンがつくられていきます。
その時、どうしても「受動性」と「活動性」の不調和を親の子育てに対する勉強不足やコミュニケーション不足によって起こしてしまい、子供の「自主性」や「自発性」、もしくは「主体性」や「自己責任」を学習させてあげられていません。
子供がスポーツに好奇心が向くような環境にその子を置いていましたか?
子供が小さい頃、公園で親も一緒に走り回ってあげていましたか?
どんな遊びでもスポーティな遊びを共にやって来た習慣がありますか?
子供は環境を選ぶことはできません。ですから「環境は子供を育てます」。
出来る、出来ないに関わらず、親がスポーツ好きで一緒に動くなら子供はスポーツ好きになります。
自主性に任せるとは「自己責任で考えさせること」です。自主性ももちろん大切ですが、子供の好奇心をワクワクさせる環境を親の働きかけを与えることが絶対的に大切です。
親であるあなたに聞きます。
あなたにとってスポーツは「観るもの」ですか?
それとも、スポーツは「体験するもの」ですか?
それとも、「無関心なもの」ですか?
子供は親の鏡です。そして、親の反省も後悔も無意味です。子育ては時間を戻せません。
自主性を尊重するという考え方は、理解力に富み、観察力に長け、見守ることと手助けすることのバランスを知っている親に出来ることです。
働きかけてください。まず働きかけを中心に親もまた成長し、子供に良い環境を与えられるのですから。