👵🏼 笑顔 溢れる ソーキのケチャップ煮

👵🏼 笑顔 溢れる ソーキのケチャップ煮

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今回 紹介するのは”ソーキのケチャップ煮”

ソーキとはスペアリブのことで、沖縄ではそれを味噌汁にしたソーキ汁が定番!

祝いの席には欠かせないのがソーキ汁で沖縄のソウルフードと言っても過言ではない。

ただ美味しいからソウルフードになるのではなく、受け継がれているからそうなるのだと思う。 そして、受け継がれるのには それなりの理由があるとえーりは思っている。

えーりが幼い頃は年に1、2度しか食べれないほど豪華で、祝膳でしか食べることができないほど贅沢な汁物だった。

美味しいだけではない。

何よりも具材のバランスがとても良い。

ソーキ肉、大根または冬瓜、人参、昆布、椎茸。

どうよ、かなりバランス整っていると思わない? 椎茸は近年になって加えられたもので、えーりが幼い頃は せいぜいソーキ、大根、昆布だったと記憶している。こんなバランスが良くて、しかも美味しいソーキ汁は絶対に途切れては いけないとえーりは思うんだよね。

だから、若いお母さんたちにもソーキ汁は作れるようになって欲しい思っているし、沖縄の台所から消えることがないようにと強く願っているんだ。

えーりはソーキ汁が大大大好きで、大人になってからは何かにかこつけてはソーキ汁を作って食べてきた。同じメニューは2回連続で食べれないえーりだけど、ソーキ汁だけは違った。作りたても大好きで、煮詰まっていく汁の味変もめちゃ好き!

だから親戚の家で残ったソーキ汁は我先に持ち帰るのがえーりだ 笑

 

ある日 伯母からソーキ汁作りを頼まれた。

えーりのソーキ好きと知っている伯母はかなりの量を準備してくれていた。 20人分のソーキ汁を作った余りはえーりが貰っていいとのことでえーりは舞い上がった。 なぜならソーキ肉は高いお肉だから滅多に買えなかったからだ。

自宅に帰ったら、いつ、このソーキ肉を調理しようかと頭の中は貰ったソーキ肉のことでいっぱいになっていた。 どう調理するにせよ煮えるまでに時間がかかるので、取り敢えず下処理だけは済まそうと自宅に着くや否や下準備にかかった。

 

その時だった。

これまでにない味付けで作ってみたくなった。

思いついたのはケチャップ味。

意外だった。

なぜなら、ソーキ汁が大好きで、連続でも食べれたえーりにとって洋風味のケチャップは想定外だったからだ。

 

味付けは決まった❣️

そして、これは絶対イケると思った。

じゃー、そこに何を足せば良いか、、、

思いついたのがニンジンとジャガイモ💡

そう! チキンのケチャップ煮ならぬ、ソーキのケチャップ煮だ👍

そう思うといてもたってもいられなくなって、早速 買い出しに走った。

思うと人は早い!

あっという間に“ソーキのケチャップ煮“の出来上がり✨✨✨

時計を見るとかなり時間はかかっていたが、えーりにはあっという間に感じた。

そしてかなりいい味にも仕上がった。

幼い子供たちも食べ終わるまで「おいしい  おいしい」と喜び、家族分のケチャップ煮を食べ尽くすほどの勢いだった。

あの時、子供たちが喜んで食べるのがえーりにとって何よりも幸せなことで、とても満たされた気分になった母ちゃん冥利に尽きるとは 正にこのことだと思った。

 

自分だけのことを考えたら、ケチャップ味はあり得ないこと。

なぜならソーキ汁はえーりにとってソウルフード。絶対地位にあって揺るぎないものだからそれ以外の調理法は考えつくことがなかったからだ。

それを思いついたのは家族がいたからだと思う。

喜ばせたいという想いがメニューの幅を広げたと思う。こうしたら美味しいかも、これだと喜んで食べるかもと、そんなこともいつも考えていたから思いついたのだと思う。

家族や食べてくれる人の存在って大きい。家族の喜びがえーりの活力になっているのがわかった。

 

最近 よく思うのが、子供の頃からご飯づくりしてきて、ほんとよかったってことだ。

母から強制的にさせられたことではあったけど、やり続けてきたお陰で今がある。

ほんと 感謝しかないなぁ〜って思う。

母の強制がなかったら作ることで精一杯で、家族を喜ばせるご飯に至るのは難しかったと思う。家庭を持つ前に、家事、ご飯づくりに小慣れたことは本当に良かったと心から思う。 何よりも自分自身が家事を楽しめていることはとても大きい

 

娘が小学生の頃、台所に立つえーりに向かって「お母さん、仕事から帰って休まずに直ぐご飯作るでしょ。難儀じゃないの? どうしてそんなに頑張れるの?」と聞かれたことがあった。それに対してえーりは「かわいい子供たちのご飯づくりが難儀なわけないさ。何を作ってあげようかな〜って いつもワクワクして作っているんだよ」と答えた。

すると娘は「お母さんってそういうものなの? お母さん、いつもありがとうね」と笑顔を返してくれた。

もう〜そんな笑顔を見たらもう一品頑張っちゃうよってなる。 それが母親ってもん❣️

 

ということで、えーりが伝えたいことは、“想いありき“ってこと。

想いが原動力となって、活力もアイディアも井戸のように湧き出てくる

そんなもんです!

えーりは これからも 食べる人が元気になって、笑顔になるご飯を作っていこうと思う。

食べる人の笑顔がえーりの活力になるから、、、。
 
 
 

🍳レシピ『ソーキのケチャップ煮』


 

材料/4人前


・ソーキ - 12切れ
・人参 - 1本
・じゃがいも - 2個
・玉ねぎ - 1個
・コンソメキューブ - 2個
・塩 - 小さじ1
▼ お好みの量 ▼
・ケチャップ - 大さじ5
・ウスターソース - 大さじ1
・砂糖 - 大さじ5

 
★容量は、あくまでも目安!自分好みに足したり引いたりして「美味しく」食べてね!
by:まーさん食堂スタッフ一同
 

下準備

①「ソーキ」は、水で洗う。
②「人参」、「じゃがいも」、「玉ねぎ」は、水で洗い、皮をむく。
③「人参」、「じゃがいも」は、乱切りにする。
④「玉ねぎ」は、半分に切ったものを4等分して、手でほぐす。
※食材は、なるべく形、大きさはそろえる方が良い。
⑤鍋に「ソーキ」を入れ、「水」を浸るくらい入れて、中火で軽く沸騰させアクが浮いてきたら茹でこぼし、綺麗に「水」で洗う。
※熱湯に肉を入れると固くなるので、水から茹で始める。




 
 

(1)鍋に「ソーキ」を入れ、「ソーキ」が浸るくらい「水」を入れて中火でかける。


 
 

(2)「砂糖」小さじ1、「ケチャップ」大さじ1、「コンソメキューブ」2個を入れて煮る。




 
 

(3)グツグツして来たらアクを取り、「塩」を 2つまみ入れ、蓋をして中火で煮る。



 
 

(4)1時間ぐらい煮たら、「砂糖」を小さじ2 入れて煮る。


 
 

(5)「ソーキ」が柔らかく煮えたら「人参」を入れ、「砂糖」を小さじ1 入れる。

※「人参」が煮えてなかった場合は、お湯を具材がヒタヒタになるまで足して下さい。

 
 

(6)「人参」が煮えたころに、「玉ねぎ」を半分の量入れ、「砂糖」を小さじ2、「ケチャップ」を大さじ1 を足す。



 
 

(7)「人参」が煮えたら、「じゃがいも」を入れて煮る。


 
 

(8)「玉ねぎ」の残りを入れ、「砂糖」を大さじ1 入れ、まだ具材が固かったら、お湯を注ぎ足し柔らかくなるまで煮る。

※お湯を少しづつ足すのは、具材の照りが入りやすいので気をつけてね〜!


 
 

(9)仕上げに「ケチャップ」大さじ3、「ウスターソース」少々、「砂糖」大さじ2 を入れて、味を整えたら 完成❣️


 

作ってみてね~♪
コメントも待ってるよ~♪

 
 
 
 
 

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真志喜 恵里子

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