「えーりはホクホクが苦手」
そんなことを言うと必ず「ホクホクだから美味しいんだよ」の言葉が返ってくる。
えーりにとってホクホク感がどうしても白いご飯に合わない感じがして食が進まないんだよ。
特にジャガイモは胸焼けのようにゲップまで出てくるし、カレーに入れるととろけて味がぼやけてしまうからなるべく入れないようにするし、入れたとしても大きく切ったりして取り分けやすくする。柔らかく煮過ぎてカレールーに馴染みすぎると大事件だ。
それぐらいえーりにとってはジャガイモは無くてもいいカテゴリーに入る食材だ🙏
ホクホクといえばかぼちゃだってそうだ。 芋類特有のホクホク感は己を主張し過ぎ。他の食材を丸め込み過ぎて全体をホクホクでコーティングするからそれしか味わえない。 それぞれが主役になる味があるっていうのにコーティングはないだろうってえーりは思うわけよ。
決してホクホク感をけなしているわけではない!
他人の領域に無秩序に入ってはいけないと言いたいだけ!
だからといって、子供には好き嫌いするなと言ってきた手前えーりが食べないでは片手落ちになる💦
だからホクホク感の食材の肉じゃがやカボチャ煮もけっこう作っていたし、食べてもいた。
潰したカボチャ煮をハンバーグのように丸めて小麦粉をまぶしてフライパンでバター焼にする。 そうすると、カボチャは誰をも侵害せずにカボチャだけで存在してくれる。 それをオカズとしてではなく、オヤツのように食べる。そんな食べ方をしてきた。
それを見てきた子供たちはえーりがカボチャやジャガイモが大好きで色んな調理をしていたのだと思っていたらしい 笑
苦手だからこそ どうやったら美味しく食べれるのか工夫してきた。ただそれだけ。
子供に好き嫌いを許さなかったあの頃は口が裂けても嫌いだなんて言えるはずがない 笑
だから工夫もしたし、結構楽しかった。
こうやったら美味しくなるかな〜とか、あーやると美味しいかな〜と遊び感覚で楽しんだし、嫌いなもので楽しむことができるって、楽しみ方にもいろいろあるんだな〜と思った。
皆んなもそんな遊び心でチャレンジしてみたらどうだろう?
ちなみに、知り合いにゴーヤー好きが高じて味噌汁にゴーヤーを入れた人がいた。
これは言うまでもないが“ありえん!”
その人は言った「だってゴーヤー好きなんだもん! 絶対美味しいって思ったんだよね〜」って。 “やらんでもこれはマズイってわからんか⁉️”って言いたくなるが、こんなにも軽やかに答える彼女は最高だな〜って笑った 🤣
きっと後にも先にもこんなチャレンジャーは現れないとえーりは思ったし、見習うとこだな〜と思って、この後も面白いチャレンジを待ちたい!