ある日、オババ4人でショッピングしていた時の出来事だ。
オババの1人が試着に入った。佳子と邦子とえーりは歩き回ったせいで少々くたびれたこともあって、試着室の前に備えられた長椅子に腰掛けて試着の品評をしていた。
次々と変わる服をあーだのこーだのと品評して盛り上がっていたら、いつの間にか元気を取り戻していた👍
これこそがオババの底力で好きなことには自然と電源が入る。
何着目の試着した時、隣の試着室のドアが開いた。
店員 : いかがでしたか?
男性客 :ワンサイズ小さいのを試着したいです
店員 : 直ぐにお持ち致します
男性客はドアを閉めて待っていた。しばらくすると店員は白のニットセーターを手に戻って来て
店員 : お客様、あいにくワンサイズ小さいのは売り切れておりましてSサイズでしたらありますが、お持ちしますか?
えーりは一瞬で固まった。 だって、その男性絶対Sサイズなんて無理って体型だよ。えーりは笑いで吹き出しそうになるのを堪えた。
すると、その時の佳子ったら酷い。まさかSサイズなんか入るわけないでしょと言わんばかりの呆れた表情で「Sサイズだって!」と言いながらえーりに振ってきた。
その時の佳子は「そんなわけないでしょ。なに言ってんのよ」の気持ちが含まれている。長年一緒にいるとえーりにはその時の佳子が何を思ったかぐらい手に取るようにわかるのだ。
えーりの佳子への理解力は半端ないと自負しているから✌️
その男性は力士 舞の海を一回り小さくした小太りの感じだったからいくらなんでもSサイズはないだろって思ったところに佳子の爆弾発言。
えーりは男性客の方に顔を向けていたのを勢いよく回れ右して手で口を押さえて笑いを押し殺した。
佳子ってそんな人だ。
思ったことがスムーズに出てくるバカ正直というか、歯に衣を着せぬ人。着せぬというか、着せれないのが佳子なのだ。
だから、佳子と恵里子が一緒にいると危険だ。
だからなるべく一緒に歩かないように、一緒にたむろわないようにと心がけてはいるのだが、なぜだかいつも一緒🤣
金城先生の言葉を借りるとしたら、“ユイマール“というのかも知れない。
ユイマールの本来の意味は同じもの同士が自然に集まるという意味。
そう考えると、佳子と恵里子は似たもの同士。自然の致し方ない法則のせいで、気がつけば互いの隣には互いがいるのだ。
佳子と恵里子が一緒にいるのは自然の法則なのだからしょうがない!
佳子はこうも言った
「なぜか恵里子といると私何でも言っちゃってるのよね」だって!
これこそ、金城先生のおっしゃる“誰といてもどこにいても思ったことが言える“の“人間力“ではないだろうか⁉️
そんな事件の後、目の前をチワワを連れて歩いている人がいた。短い足で必死で飼い主にチョコチョコついて行くさまに「可愛いね」って言うと
佳子 :あらま、随分と肉が詰まったワンチャンねって言うたーーー
えーり、思わず佳子の尻を叩いていた。
えーり: 何でこんなことが言えるかな?
佳子 : だってはち切れんばかりに太ってるでしょ。だって🤣
誰かーーー助けてーーー
えーり、こんな危険人物といつも一緒にいてるーーー😂😂😂
同時に自分のこと怖くなったーーー😱💦
今回の教訓❗️
⭐️人の振り見て我が振りに気づくべし❗️
⭐️類は類を呼ぶ❗️