親力の必要性

 

金城 幸政「親力プログラム」を語る
(EnRich25掲載)

2014年1月。沖縄に続いて、ついに東京でも「親力プログラム」が始まりました。


そこで、セミナーのスタートに先駆け、開発者である金城幸政先生に、親力プログラムが生まれた背景と、学ぶことの意味、そして共に広げていく目的を語っていただきました。


気持ちも新たに、皆さんと共有していきたいと思います。

「人が 環境」

僕の仕事というのは、10年くらい前までは健康カウンセリングや企業コンサルが中心でした。そういう社会の色んな場面や場所とか見てきて、最終的に行き着くのは、やっぱり「人」なんです。

現場に出かけて行き、カウンセリングは出来ます。しかし、それをするだけで本当に企業が本質的に体質改善するのか?というと、そうではありません。「人」が変わってはじめて企業も変わっていくので、行き着くところはやはり「人」なんです。

医療関係であれば、健康や生活習慣に関連づいた人間学の要素を組み立てたり、業種に応じて人を育てるプログラムも多種多様にあります。最初はそれに応えていたのですが、それでは金城幸政が100名必要になります。そういう細かいニーズに対応していてもどうしようもないということで、ガイドラインになるものを作ろうということになりました。その基礎を勉強すると、ほとんどのことに応用が効く。そういうものを組み立てようと思って作ったのが、実は親力プログラムなのです。


全国各地、いろんな所に講演に行きます。ママサークルのような組織は沢山あるのですが、「何のために活動しているのですか?」と聞くと、皆さん意識不明になるんです。全国どこに行っても「は?」という状態になる。「こういう活動を通して、こういうことをしていきたいんです」と、その場で答えられる組織形態を育てている方が少ない。「とりあえずこういうことはやってます」と答えられたとしても、目標がないというケースが多いのです。

「世は女性から生まれている」


言い方は悪いんですけれども、この世の中は女性から生まれています。親力プログラムの中身にも出てきますが、お父さんとお母さんの子供に対する影響力の違いを考えた時に、そもそもお母さんの存在意義自体が違います。

胎教の段階から、すでにお母さんの感情や考え方を、子供は共有する。お腹の中でお母さんの感情や考え方をそのまま体験します。僕自身、胎内記憶があるので、はっきり解ります。

お母さんの魂胆まで解ります。近所のおばさんと道で会って「あら元気? 痩せたんじゃない?」と言っても「ウソつき~」って思うんですよ。そのくらいお母さんと子供は世界観を共有していますので、胎教の時代というのは、子供にとって、お父さんはよそ者なのです。やたらお母さんと仲良しなんだなっていうくらいにしか思っていない。それが、お父さんの助けを得たり、実際オムツを替えたりとか色んな経験をしていく中で、ある日、赤ちゃんは思うんですよ…「もしかして、お父さん?」て。

気付くのに10年かかる子供もいるんですよ。わずか1~2年で気付いたらいい方です。いつもケンカしているから、お父さんって解らなかったっていう人もいますからね。


そういう意味で、お母さんの方が子供に対してすごい影響力を持っていますので、やっぱりお母さんに対する自覚を促したいわけです。

「笑顔一つで すべてが変わる」

家庭が変われば、日本も全てが変わる。お母さんに1つしかアドバイス出来ないとしたら、僕は、「笑い」だと言います。

お母さんにこれがあると、子供の脳の発達過程や、心の機能が全部変わるんです。お母さんが「笑顔」でいるだけで。お母さんが赤ちゃんを見て「可愛いなぁ」と思うだけです。

何をするとか、何の躾をするとか、そういう次元の話ではなくて、まずお母さんの「笑顔」があるだけで「受け入れられている」という子供の情緒や、精神の安定が行われます。それに伴って、ちゃんと脳の神経回路も発達していくので、お母さんの「笑顔」というのはお父さんの「笑顔」の百倍どころじゃないんです。
そういうことから親力プログラムの中身はスタートしていくわけです。

単に胎内記憶の話をしたいのではなくて、お産に対するイメージが変わると、出産が変わり、子供の育ち方も変わることを伝えたいのです。お母さんが「出産楽しかった~」って思っていると、子育てもスムーズになりやすい。

これは、やっぱり比例しています。お母さんの精神状態と子供の発育には深い関連性があるので、お母さんにその自覚を促すのは「教育の革命」になるんです。

「女性は マーケットをコントロールできる」

親力プログラムは、確かにメリットの大きなプログラムではありますが、自分の家庭さえ良ければいい、自分の子供さえ立派になればいいという狭い了見だと、学んだことを自分の家庭にしか生かせない現実が待っているわけです。


ところが、それを地域でシェアしていくことによって、社会や周りの人達にも還元できる、環境づくりも学べるプログラムになる。そう考えると、このプログラムをどういう意味で受け取るかによって、波及効果も変わってくるので、プログラムの持つ潜在価値を参加者全員で考えて行く、そういう推進の仕方をしていきたいと思っています。


もちろん、個人的に学んでもいいのですが、あえて言うならペイ・フォワードです。幸せ、いい情報は絶対に自分で止めないこと。「いいなぁ」と思ったら、すぐしゃべる! これが女性のいいところです。黙りこけたらおっさんです。


マーケティングでも女性の口コミが一番強力で、女性はマーケットを、社会をコントロールする力があるんです。男性は広告代理店やコンサルに依頼して戦略打つのですが、「うーん、イマイチよね」と女性に言われると、どうしようもない。それが女性の力です。女性が、「すごいの!」って言うだけで行列。いいものは自分で止めない。すぐ喋る。それって社会を変える力なのです。


EnRich(エンリッチ)2号の「創観」に、伝説の署名運動の話を書いています。日本人のたった1人の主婦が、子供に絶対こんな環境を渡したくないというところから活動を始めたことが、口コミで世界中に広がって、何億人という署名になった。国連も止められなかった実験を署名活動で止めちゃったんです。

1人に何が出来るのか?と言ったら何も出来ない。でも、やる人はたった1人でも、こういうことを起こせるんですね。その意味で言うと、いいことを口で伝えてくださいというのは、実は、この署名活動のようにすごい力を持っています。

皆さんがキーパーソンの1人としてプログラムを活用して「子供たちに良い未来を手渡したい」「暮らしやすい環境を手助けしていきたい」など、それぞれの得意分野で社会貢献や環境を考えてほしいと思います。

「女性は共感、男性は結論」

このプログラムを学んでいくと、面白い発見が多々あります。

例えば、ある企業の社長が「こういうことに手を焼いている」と言った時に、うちの社員はプログラムを学んでいますので、あっさりと「先生、あの社長は、こういうアドバイスは思いつかないのかな?」と言うのです。

なぜ、うちの社員がこんなこと解るのかと言うと、プログラムの中で、こういう人格の形成はどうやって行われていくのかを当たり前に学んでいるからです。そこに歪があると、大人になってもこういうことが出来ないってことが見えたりするんです。


社会の現場で、何をどうさせるかと言った時に、例えば、
10言って1しか解らない人と
1言って10解る人
1言って1しか解らない人
1言って1も解らない人
いろんな人がいます。


人間というのは
「知らないことを知らない」人
「知らないことを知っている」人
「知っていることを知らない」人
「知っていることを知っている」人
4段階の人がいます。


知恵者というのは、知っていることを知ってる人のことです。

実力があるんだけど「私、解らないし…」と言いながらも結構テキパキこなす人というのは、「知っていることを知らない」人。
例えば、その違いが解っていれば、接し方も違うわけです。仕事の提案の仕方や手渡し方も違う。意識的な人は意識的な手渡し方をしても意識的に取りますが、無意識的な人は、「このためだよ」と言わないと、目的を知らないで仕事を受け取る人もざらにいます。それは、社会人でもです。


「10回言っても伝わらない」と、テーブル叩いたりする社長がいたりするんですが、10回伝えた後に「何で伝わらないんだ!」って言っても、それは伝わらないからです(笑)。


これを難しく考えて、すごく絡んでいくのが夫婦です。言語が違うのかな?とさえ思うのではないでしょうか。

女性は感情を交流させると全部気が済む。結論なんて聞きたくない。結果もいらない。ところが男性は解決策しか言わない。「今日ね、会社でこんなことがあったの。」と言うと、「そういう時はな、こうした方がいいんだよ。」と必死に説教したりするのですが、女性は「何で?」と思うんですね。男性は「お前が言うから」と思っていますが、女性は「アドバイスしてって言った?」と思っています。

これ、男性と女性の創られ方の違いです。

今は恋愛さえもまともに出来ない時代が来ています。恋愛系、婚活系のセミナー依頼もあるのですが、「何で解らないわけ?」っていう話を男性にしても、「男だから」っていう話になっちゃうんです。男性はとにかく「結論とアドバイス」なので、相談というつもりはなくとも全部相談だと思って聞いています。「相談じゃないよ」って言わないと。


企業人の最初のスタートは、「ホウレンソウ」と言って、報告・連絡・相談がされていることや、認識されているかの相互確認や、基本があるわけです。そういうことをやった上で、日常の対話になるのですが、夫婦ってそういうことはやらないじゃないですか。

「少しくらい気を利かせてよ」と言ったって、気が利くなら男性じゃない。「これをこうしてくれますか?」とか「こういうことを手伝ってくれますか?」と言うと「最初から言えよー」と男性は思う。でも「察してよ」って言われたら「何を?」って思う。

そういうギャップもストレスにする前に、要領から掴まないときつい。これ、社会でもすごい問題なんですよ。男性社員と女性社員の確執があるとか、女性が妊娠すると肩身が狭いとか。すごくないですか? 会社に行って、「妊娠してしまったんです」って報告するのって、すっごい病んだ社会だと思いませんか?

「子育ては 究極の人財育成」

僕はどの講演会でも「人が生きる上で 一番 偉大な事業は 子供を 産み育てることだ」と言っています。


僕もこればっかりはどうしようもない…。子供を産めないのはジェラシーです。「女性は、いいなぁ〜。」と思います。母乳をあげたいなと思ったのですが、赤ちゃんがかわいそうでやめました(笑)。


企業向けにも!この親力プログラムのように「子供を育てることが究極の人材育成です」と言っています。

子供に出来ないことは他人にも出来ない。目に入れても痛くないくらい可愛い子供さえも育てきれなかったら、人間関係上手くいくんですか? 


このプログラムは、看板こそ「親力」ですが、20代前半の社員でさえも「社長にもなって、社員のこんな違いすら見抜けないで、やり方も解らないんですか?」と言ってくる。なぜかと言うと、このプログラムを学んでいるからです。

ここを押さえてないと、大人になった時に、人格にこういう歪が出るので、こういう事柄に対しては聞く力を備えていないということが読めてくると、このプログラムを学んだ基礎を、社会に置き換えていくことができます。「だから、この人はこういう仕組みなんだ」ということが見えてきます。


このプログラムを学ぶと、すごく対人関係が強くなると思います。子育てだけではなく、人間関係全般。

子育てだけの小さい方向性ではなくて、もっともっと広い視野の中でヒントをたくさん掴めるので、そういう観点で、このプログラムを見てほしいのです。

そして、皆さんと共に完成させたいと思っています。

「沖縄発・グローバル仕様」

地域によって、文化も常識も人間性も違います。お金の使い方や貯め方、食材の選び方さえも地域や気候によって違います。

人間の価値の基準もです。沖縄でプログラムを作って沖縄で完結してしまうと沖縄版親力プログラムになります。「まぁいいんじゃない? 親はなくとも子は育つ」とか、そういうことを言うのが沖縄です。

「すみません、うちの子おねしょが治らないんです」って、深刻なお母さんが質問に来ます。「何歳なの?」と聞くと、「5歳にもなるんですよ」と答えたので、「そうなんだ、じゃあ、成人式までおねしょしていたら相談に来なさい」と返しました。5歳のおねしょで悩んでるのが、どれだけアホくさいことか解ってないんですよ。


「うちの子、小学校の5年生にもなって膝の上に座るんですよ、男の子ですよ」とか言う。同性愛者じゃなかったら、男の子は女の子の上に座るんじゃない? 男の子はいつの時代も、赤ちゃんの時から死ぬまで女の子が好きなんじゃないの? こういうふざけた意見はダメ? こんなの、悩みのうちに入らないんですよ。

「まぁ、何とかなるさ。」というのが沖縄の風潮です。それでは、沖縄版は売れて300円ですよね(笑)。沖縄はそういう土地柄なんです。

年中農業が出来るし、ゴルフも出来る。だから、明日でもいいんじゃない? とかね、収穫しないで置いておいて、冬場出来る農作物がいいんじゃない? とかね。


そういう意味で言うと、プログラムを単に教科書みたいに作るのではなくて、たくさんのお母さん方の価値にどんどん適合していくように、地域ごとの考え方や文化と少し絡めていきながら、もっともっと独自のプログラムをどんどん開発していきたいのです。


基本的なプログラムは、全国どこでも適合します。僕はまず、自分の子供で実験しました。僕、子供が4人いて、全員成人していて、もう子育てという感じではないのですが、父親のパワーやユーモアに負けていません。僕自身が、こういう勉強を幼い頃からずっとしてきて、自分の子育てや家庭観や躾けに置き換えてやったからです。

そういう実体験を基にして、ちょっとした体系に置き換えて、このプログラムを作りました。
それでいて、子供たちの次は、知人友人にアドバイスしていくことで結果が出るかどうかを観ていく中で、ほとんどの方が要領を掴んでいくのです。それを観て、全国の講演会やいろんな場所でこのプログラムの部分的なことを講演したり、手渡したりしてきました。それで確信に至ったのでプログラム化したわけです。


皆さんの地域や個性に合わせて、もっといろんなカラーに発展させる前提で、とにかく未来を良くしたい人、子供の取り巻く環境を良くしたい人に知ってほしいと思っています。


会社に「妊娠したんです」って暗く報告するような社会の体質の打開策も含めて、皆さんもプログラムをもっと充実させて作っていく一員になっていただきたい。「この部分を考えたのは私なんだよ」っていうものが、どんどん付いていくプログラムの方が楽しいと思うんですよね。


LIFE VISION株式会社が考える企業体系の中では、このプログラムを活用したようなカフェなどの複合施設もどんどん展開していこうと思っています。

「人生 全部をかけて 子育てをする」

僕は1日18時間、年間368日くらい働いています。でもね、焼け石に水で足りないんですよ。情報も提供していく能力も体力も。だから、IT設備を整えたりプログラムを作ったり、それを同時に広げていく同じ仲間や環境を創りたいんです。


例えば、インターネットカフェみたいなものを開いて、我々の情報を全部提供します。そのカフェは個人では能力が限られても、本部から送られてくる情報を元に、その地域でプログラムのことを全部学習できるような教室を作ったり、どんどん環境を整備していって、地域や場所を越えたいんです。農業をやっているなら、畑がそういう環境になるのもいいじゃないですか。農業は人間教育で一番大事なものなので、僕も十数年研究しました。

中学生までは健康のことにすごく興味があって、医者になろうと思っていたのですが、自分の大病をきっかけに、都市計画に進みたいと思い、大学は環境土木に行きました。

実際にそういうことの基礎を学んでみても社会改革は出来ないなと思ったんです。2年で中退して独自に自分のプランで起業をするんですけど、そういうことだけを考えて小さい頃からずっとプランを練ってきています。


その時、同時に「農業」をやったのですが、「農業」は本当に人生を教えます。気分や同情なんて、土も作物も聞いてくれません。手を抜いたら収穫が減る。愛情込めた分、収穫が増える。愛情込めたからといっていつも同じ収穫じゃない。運か不運か解らないけど、努力がいつも報われる訳でもない。今年は大収穫だなと思ったら台風で全滅とかね。

その度にいじけたりへこんでたりしていると、前に進まない。台風が来て全滅したら「あははは、やり直そう」っていうくらいの根性がなければ出来ない。

そういう根性っていうのは、子育てにすごく似ているんですよ。
子供を育てていく時に、これでもか、これでもか、これでもなんだと思うほど、子供は言うことを聞かない時期を迎えます。

お母さんの想いが伝わらなかったり、意識がズレたり、いろんなことが起こる。その度に「はぁ~」と思う。目に入れても痛くなかった子供が、何やっても憎たらしくなる日もある。

そういうことを繰り返していく中で、30年かかってようやく人格者になれば子育ては成功です。

その30年の道のりは、最短だと考えたことはありますか? 5年見れば大人になる訳でもない。10年見たから子育ては終わる訳でもない。

30年で立派になりましたか? 自分は40年で悟りましたか? 我々が30年で大人になりきれるわけでもないのに、子供にはさっさと大人になれって?


子供は言われたことは3割弱しか吸収しませんが、親が見本になって見せたことは8割吸収します。親が出来ていないことは子供にはなかなか習慣づかない。そう考えると、親以上の子供が生まれるというのは、すごい子供の実力なんですよ。


その意味でも、子育てというのは見本があって初めて筋が通ってくる。その上で一緒に学び合い、育ち合い、死ぬまで向上しながら頑張っていくというのが躾であり子育てであり、人生なんです。
人生全体をかけてやるのが本当の子育て。「人間 対 人間の究極の関わり合い」が子育てであって、終わりはないんです。

子育ては帰りのチケットがないと思ってスタートしないといけないのです。

「未来をつくる 参加型プログラム」

子育てで、親は与えるものより受け取るものが多いと思います。

どんなに疲れていても家に帰って子供の笑顔を見るだけで疲れがわからなくなったりするのが親です。まぁ可愛いと思えばですけどね。


子供が可愛いと思っていると、何をやっても可愛いんですけど、可愛いと思ってない時におねしょでもしたら、自分のこと苦しめてるんじゃないかとさえ思う。

こんなことも、親の方が、お父さんも含めてね、子供には鍛えられていって、自分が覚えることより、教えていく方が遥かに難しいっていうことがわかっていく。


そういう意味でも、子育てというのは壮大なものなので、このプログラムは、単に記憶したからポンと使えるというものではありません。そういう部分もありますが、すぐ使えるコンテンツも含めて、皆さんが5年、10年、20年、30年と向き合っていく親子関係に、尊いエッセンスを吹き込んでいくものがこのプログラムです。


昨日今日の夜泣き対策という次元の話ではなく、親子が本気で繋がり、深い絆になり「本当に私の元に生まれてきてくれてありがとう」とか「私のお母さんでありがとう」とか、そういうことを本気で言える「親子関係を根付かせるプログラム」なのだということだけは解っていてほしいと思います。


将来的なビジョンも交えて言うと、我々のサーバーはすごい規模が大きいんですね。しかも外国の商品を使っています。なぜなら、世界市場を狙っているからです。

世界規模のネットワークを引こうと思って、このプログラムの内容と子育ての本当の意義、そういったものを、恵まれない地域の子供達や、内戦や様々な原因で豊かさに恵まれていない子供たちにも直接還元していきたいのです。


そもそも僕が子供の頃、このビジネスを作ろうって思ったのは、ご飯が食べられなくて毎日3万人が死んでいる。かたや1日1億円、10億円使って豪遊している金持ちもいる。大体犠牲になっているのが子供と女性です。

子供の時にそういうのを見ていて耐えられないと思った時に「本当にこういう社会を変えたい!こういう子供達を救いたい!」 と思ったからなのです。そういうことから、このプログラムにたどり着いていますので、このプロジェクトやプランというのは、すっごく壮大なんですよ。

自分の子供たちや、住んでいる地域だけではなくて、1つの未来を創ろう、もっともっと大きくしよう、一人ひとりの力でこれは大きくなりますので、そういうことまでやっていきたいと思えるようなビジョンも、企業としてどんどん提案・提供していきます。


最初は生徒としてでも構いません。でも、受けることによってどんどん解ってくると、自分にすごく人間力がつくことが解ります。20歳そこそこのうちの子供達は40、50のおっさんに説教していますからね。
何でこんなに若いのに力がつくかと言うと、我が家はこういう資料がタダで家に置かれているので、子供達はこれを見たり僕に聞いたりしながら育っているからです。

「母性という壮大さ」

うちの娘は中学1年の時に、僕の講演会場で、あるお母さんを見て、ため息ついて、そのお母さんの所に行って、泣き止まない赤ちゃんを抱っこしました。そして目を合わせて一言言うと、ふっと赤ちゃんが泣き止んだんです。

お母さんが「何で? 何したの?」って。「言えば解るから。赤ちゃんでも」と言ったんです。「今、静かにしてほしい所だから静かにしといてね。辛かったの? オムツ?」と会話をしているんです。生後6ヶ月の段階でも赤ちゃんは言えば解るんですよ。


中学2年の時は、実習で幼稚園に行った娘。実習の翌日、園長先生が「娘さんをどうやって育てたんですか?」って。「いつくか資料あるから」と持たせました。後日、社員がお菓子とお礼状持って来たので「園がこれだけ良くなったのにお菓子だけ?」ってジョークを言いました。

人生は「ありがとう」から豊かになるからです。「ありがとう」を言える心の持ち主が豊かになるのが早いのです。どんどん「ありがとう」が戻るんです。


どういうことかと言うと、提供した情報や力が、園の活性化やお母さん方や子供達に力を与えていくという現実が、どれだけ有難いことかと考えると、お菓子を渡したことで気が済んだ状態になると、そこから伸びないのです。

「返しても返せない恩があると言うのなら、恩義は、僕じゃなくて、同業者に伝えなさい」と言いました。そうじゃないと広がらないでしょ?「お菓子は要らないから、自分達でコピーを出して、他の保育園・幼稚園に出かけて行って、自分たちの事例を伝えて来なさい。そういうことが、有難いっていう気持ちの行動なんだよ」と言いました。


娘が「園長先生、私はね、どうすればいいかは中学生だから解らないよ。赤ちゃん産んだことないし。でもさ、子供が愛おしいと思う気持ちは園長先生に負けてないと思う。だから子供の気持ちが解る。気持ちが解らない躾けって何かなって思う」って言ったのです。

そしたら園長先生ガーンってなっていたのですが、続けてこうも言っていました。「うちのお父さんが人と違う力を持っているのは、お父さんはとにかく理解力に溢れていて、どんな人間も理解する。この理解力を私も身に付けたいって思う。私が赤ちゃんにこうやってあげられるのは、赤ちゃんの気持ちが解るから。それが解らなかったら保母さんって何の資格なの?」ってね。
産んでも、産まなくても解るものは解るのです。うちの娘みたいに「本当に可愛いな」と思うと解ってくる。


中学生の時に、知り合いの赤ちゃんを預かったんです。「ひと晩だけでもお母さん業務をしたい」と名乗り出たのですが「そんな無責任なことは出来ない」と断ったら「じゃあ、お父さんのそばでいいから、今日1日、お母さんさせて!」と言うのです。


普段は目覚まし3つかけても起きない娘が、その日は赤ちゃんが動くだけで目を覚ます。自分が寝返りして布団が当たるだけで「赤ちゃんじゃなかった、良かった~」って。

母性の感性ってすごくないですか? 産んでいなくても、想いがある人っていうのはこういうことに目覚めるし気がつくんです。産まないとお母さんにならないとか、育てるから芽生えいう事実もあります。ありますが、その気持ちが大事にされる、交流されるだけで、人は次元の違う子育てが出来るんです。
プログラムは、そういうことを徹底的に感じていけるように作っています。

親力プログラムで基礎を勉強して、体験談として活用していただくために「子育て環境教育情報誌 / EnRich(エンリッチ)/ Te-Fa(てーふぁ)」を刊行しました。現在はLIFE VISION新聞を刊行しています。

親力プログラムもそうですが、これらに書かれていることもまた中身が充実して、さらに多くの人に届き、たくさんの人を助けることができます。
一緒に手をとりますか? シェアリングして、意思確認して、お互いの価値、生きる価値を確認し合って、一緒に創っていきませんか?

LIFE VISION新聞、EnRich(エンリッチ)、Te-Fa(テーファー)はそういう情報誌であり、親力プログラムは、その柱の一つとなる壮大なプロジェクトであり、皆さんと共に創るプロジェクトです。