今月のイチ押しは、
えーりの『鉄は熱いうちに打て!』
今回の出来事は、日常的によく目にする場面だけに、スルーされがち。
だけど、子育てでとても大切なポイントだ。
親の立場で「親の理想」で躾けることが子育てだと思っているのであろうが、そうじゃない!
それってただの、押し付けで、おやが「親」というお立ち台に上がってるに過ぎない。
本当の子育ては、特に母親が子供の目線までにおりて “一緒”にやってみせるもんだ!
子供は、言葉が3割、行動が7割で親を見て学ぶ。
かつて、リーダーとボスの違いもセミナーで先生は話してると思う。
子供を諭すことも、親がボスざるのようだと、いう事を聞くはずもない。
やってみせる、共にやるからこそ、諭すのも有効になる。
これは、親力プログラムでも、
学ぶ姿勢、理解力ある子供たち、第一義務者は母親・・というテーマで教えてる。
ぜひ、今一度、フラットに、ニュートラルに読んでみてほしい。
理想と現実のギャップで、我を失って子育てするより、
「等身大の子育て」がどれだけ大事か気づくのではないかな~。
by 恵里子
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ある日 大平家で子供たちを預かるということがあった。 預かるといってもこの子たちはほとんど手がかからない上に家事のほとんどを率先して手伝ってくれる。
だから見守るだけでよいのだ。 なんなら大人の私たちが助けられているのかもしれない🤣
その日の昼ごはんは夏バテ対策でトンカツにした。
でもって、晩ご飯はサッパリしたのが食べたいねってなって冷ソーメンに決定! そのメニューに子供たちは大喜びでそれぞれが「手伝いたい!」「何かさせて〜」と盛り上がった🎶
子供たちが偉いのが、夕方にえーりが「食材の買い出しに出る」と一言いうとガールズのマーコが「買い物の荷物持ちする!」と言い、追っかけサワが「サワも買い物手伝う」と手をあげた。
「メンズは?」と聞くと一番年上のマサキが「恵里子さん、マサキを先に下ろしてください。先に行って掃除して待ってます」と言うと続いて「タイキも!先に帰って掃除しとく」と自分から名乗り出た。
ユウシは考え事をしているのか、みんなの様子を見ていたのか、なにも言わずボーとしていた。するとタイキが「ユウシ、お前もな」の言葉に促されてボーイズ3人は掃除隊として車から走り出て家の中へと走り出した。
社会人になっても自分が何が出来るのか? 何をすべきか?もわからず待ち姿勢が多い中、この子たちは自分に何が出来るか、今 何をすべきか状況判断しながら動くことができるから頼もしく育っているなと思った。
食材を買い終えて自宅に戻ると、掃除を終えたボーイズ3人は並んでテレビを見ていた。
えーりたちに気づいたマサキとタイキが「ご飯づくり手伝うよ。何からしたらいい?」と言ってきた。食材の野菜洗いとそれらを切ることを頼んだ。
子供たちは毎日の手伝いで日に日に家事の腕をあげてきたからか楽しそうにやってくれる。上手にできるように慣れば何でも楽しくなるということを絵に描いた感じだ。
帰ってきたことすら気づかずテレビを見続ける社会人、旦那、大人が多い中、この子らはその場の空気を読むのだから本当に凄い。
たぶん沙織母ちゃんの「オマエたち、いちいち言わんとわからんのかーーー」の連呼で培われた賜物で、人を思いやる気持ちがしっかりと根付いているのを感じた。
しばらくするとある事に気づいた。
それはタイキの”ユウシ!ユウシ!”の連発だった。
“ユウシ、サワがクルクル(取手がついたガムテープ)するのを見てあげて”
“ユウシ、こんなとこに荷物を放置しないで片づけて”
“ユウシ、野菜洗ってって言われてたよね”
とにかくタイキのユウシ連呼は何秒置きかに聞いている気がした🤣
タイキ、あんたユウシの何なのさ♪のセリフが出てきそうになるぐらい”ユウシ”の名を連発していたのだ。
連発されるたびにユウシに目をやるのだが ユウシ自身はハッとしていない。言われたことはやるにはやるのだがそこにはユウシがいない。ただやっているだけ。これではその場をやり通せたとしても決して身につくことはないと感じた。
そうするうちにユウシがタイキのユウシ連呼に気だるそうな態度になり、えーりはそれが気になった
えーり:ユウシ、お前の今の態度はなんか⁉️
ユウシ:えっ? なに?
えーり:タイキが言ってくれてることに面白くないって思っているだろう⁉️
ユウシ:あっ、あぁ〜〜〜
えーり:タイキは忘れているオマエに教えてくれている!タイキは自分のことをやりながらも忘れているユウシ、あんたを気にかけて声かけてくれている。ありがとうって思うのが当たり前でオマエに不機嫌になる資格はない!ユウシ!
ユウシ:あっあ〜〜〜(気がぬけた返事)
えーり:ユウシもサワに教えてあげてるのに逆ギレされて面白くない経験しているんじゃないの?
ユウシ:してる
えーり:その時、ユウシは嫌な気持ちになっているんじゃないの⁉️
ユウシ:うん! 面白くない!
えーり:そのサワと同じことを今、オマエがしてる!わかる?ユウシ、今、オマエがしてる! 自分が面白くない、嫌と感じたことはやってはいけない!するな!するな!って言われたことはするな!わかる?
ユウシ:あっ! はい!
そして、その日の帰宅直後に起きた騒動の話をした
えーり:えーりが家に入って来て直ぐにバスタブのお湯が垂れ流しになっているのに気づいて”誰だーーーバスタブにお湯はって放置しているのはーーー”って大声で怒鳴った時、その時はユウシはハッとしたよね?そして教えてくれてありがとうって思ったでしょ?
ユウシ:うん! 思った
えーり:あの怒鳴り声に なんでありがとうって思った?
ユウシ:ユウシが忘れていたのに教えてくれてありがたいって思ったから
えーり:そう! タイキも同じなんだよ。ユウシが忘れているから声かけているんだよ。タイキは教えているの!
ユウシ:はい!
えーり:教えてくれてるってありがたいよね〜。
ユウシ:うん。(緊張していた顔がホッとした顔になる)
えーり:そこでだ、直ぐには忘れんぼは直せないけど、どうしたらいいかな〜?
ユウシ:‥‥???
えーり:手始めにタイマーかけてみるのはどう?
ユウシ:いいかもしれない
えーり:ユウシ、そこで大変な問題がある💦
ユウシ:なに?
えーり:ユウシはなぜタイマーが鳴っているのかを忘れるから笑
ユウシ:ほんとだ💡 ユウシ忘れる
えーり:忘れるんかい!笑
ユウシ:どうしようぅ
えーり:誰かに教えてもらうのは?
ユウシ:それ イイ👍
えーり:お母さんに教えてもらったら? ユウシ忘れん坊だから笑 ユウシ 教えてもらうことがありがたいことってわかる?
ユウシ:わかる! 教えてもらうってありがたいことなんだね
えーり:これからは積極的に怒られなさい、積極的に叱られなさい!積極的っていうのは”ありがとう”って受け取ることだよ。ありがとうって思えることはユウシの中に残るから。
ユウシとはそんな話をした。
えーりは幼い頃 オジーに諭されて育った。
えーりは叱られていること、怒られていることを理解できないままその場しのぎで”はい”と答えていた。今のユウシと同じだ。
そんなえーりをオジーはなぜ怒られているのか、叱られているのか諭してくれたのだ。
多くの母親が”何度言えばわかるの?” “前にも言ったよね”とか言いがちだが、親自身は一度で理解し、一度で身についてきただろうか? それを今一度問い直したほうがいいとえーりは思う。
子供が理解するまで何度でも話せ!
子供が身につくまで何度でも言え!
オマエさんだってそうだったんだから
ユウシとそんな会話をして感じたことは、怒るだけでは、叱るだけでわかるものではないし、身につくものではないということだ。
今回のことでユウシがどこまで理解しているかはわからないし、今すぐ身につくとも思っていない。
わかるまで、身につくまで向き合い続けることしかないと感じた今回の出来事だった。
そして、向き合い続ける親もまた、供に成長させてもらっているのだから有難いことだ。
こんなことを言っているえーりだけど、この歳になってやっと子育ての大切さを痛感しているわけよ。子育て真っ最中には家庭と仕事の両立に躍起になって一番大切な子育てだけが抜け落としてきた。
だから 言える!
少々家事が滞っても、大切な子育てだけは滞らせてはいけないと!
家事だって「やる!」って腹が決まってたら出来るんだよ!?
えーりはな?
壁にカビが生えるくらい、徹底してやったから分かるんだよ。
そしてな!?
最後にこの世の中は『思いやり』ひとつで片付くものだ。
先生がセミナーで言ってたの覚えてる?お母さんとの会話。
「この手のひらの中の”真心”ひとつで世界は変わる」
これが姿勢な!
今回の教訓❗️
⭐️子供の不出来はオマエに丁度いい❗️
嘆くよりも”笑え”