新しい形の社交場⁉️
ある内科医院での話。
内科医院っていうのは、年寄りの社交場といっても過言ではない。待合室では本当に具合悪いの?って聞きたくなるぐらいおしゃべりに花が咲く。
なんなら笑い声さえ聞こえてきて、ここどこでしたっけ? お友達同士でした?って聞きたくなるほど遠慮のないトークが続く続く🤣
その日も通い慣れたメンバーが揃っていた。
そんないつもの和やかなとこにスピーカーの老女Aが入って来た。 いつもは「おはようございます🎶」と元気よく入ってくるのに、その日は珍しく沈んでる。
“あっ!今日は本当に具合悪いかも“と病院スタッフはカウンター越しに様子を見てた。
老女A :おはようございます
老女B :あい!Aさん、今日は元気ないね。どうしたの?
老女A :寝れてない
老女B :なんで?
老女A :えー、聞いてちょうだい
老女B: なんね?なんね?聞くよ
老女A :私はさ、昨日まで血液にカタがあるってわからんかったよ。
老女B: えーーー。本当にわからんかったの?
老女A :Bさんは自分の血液型わかるの?
老女B: わかるよ・・・忘れたけど🤣🤣🤣
ソレってわかるになるの?(心の声)
待合室の皆んなも大笑い
老女A :孫に「ばーちゃんの血液型はなに?」って聞かれて私は「血液型ってなんね?」ってなって、「今どき、血液型わからないってある?」って言われて心配になって寝れなかったのよーーー😢
血液型わからないといけないらしい。それで心配になってる。
老女B :自分がわからんでも誰かがわかっていたらいいんじゃない?
会話の様子を見ていたスタッフも大爆笑😆😆😆
“他人任せでいいんかい“と突っ込みたくなる(心の声)
もう、待合室は何の話をしているのか全くわからない状態になっていた。
老女Aだけが肩を落として深刻な顔をして座っていた。老女Aはいつもの定期診療の来院ではなく、血液型の相談の来院だったのだ。
しばらくすると老女Aが診察室へと案内され、血液型の相談を始めた。
医師 :なんだ〜、そんな事で寝れなかったの?血液型を知らないよりも睡眠不足の方が心配なことだよ。何なら今日は血液型を調べる?
老女A: 先生ーーー、ここで調べられるの?直ぐ、直ぐ調べてください。もっと早く言ってくれたらよかったのにーーー💢
なんで医者が怒られる?🤣(心の声)
ウチナーオバー恐るべし🤣
これまでうなだれていた老女A、案内もしないのにスタスタと処置室へと歩いて行った。
直ぐに血液型の判定が出て医師より老女Aに血液型はAであると伝えられた。
老女A :先生、ところで血液型がAっていうのは良いものですか?どうなの? 大丈夫ですかね?
と神妙な面持ちで聞く🤣
医師 : 血液型の中で一番上等よ〜。だからAさんも上等ってことよ。
老女A :そうね〜 私の血液型は1番上等なの? あ〜〜、これからは安心して寝れます。ありがとうございます。
と言って、診察室を後にした。
そして、待合室にいる患者に向かって
老女A: 私の血液型は1番上等の血液型って褒められた。だから私も上等って
老女B: で、上等っていう血液型って何型だったの?
老女A :あい! 上等しか覚えてない💦
と言って、慌てて診察室に戻り、
老女A: 看護婦さん、私の血液型の証明をください。
と催促。看護師はAさんのお薬手帳に記録してあげた。
診察室では「調べた意味は?」って医師と看護師が大笑い。
待合室では、血液型に良いも悪いものがあるのかの論争が起こっていた。
その後が大変だ。そこにいた老人たちが次々と自分の血液の良し悪しを気になり出し、しばらく血液型の判定が続いた💦
「悪い血液の型があるのでなく、いくつかの型があるだけだよ」にも「私の型はどんな形をしているんですか」と聞き出す老人もいれは、生まれた時はAだった人が途中で血液型が変わったという知り合いもいるけど、何回調べたら良いのか?とか、結婚したら変わるものなのか?という意味不明な質問も多かった。
厄介なのは、どの質問も吹き出してしまうようなものばかりなのだが、本人たちはいたって真剣。
合わせて真面目に対応しなければならないことがキツイ🤣
一つ説明しようものなら突拍子もない質問がいくつも飛び出して医院は大騒ぎだった。
たかが血液型!
されど血液型!
血液は自分にとって1番大事なものではあるが、老人にとっては忘れるぐらいのものてあるのも事実!
あーーー、事実は深い⁉️🤣
今回の教訓❗️
⭐️血液型よりも健忘症に気をつけよ❗️
⭐️血液型で判断するのではなく、性格をみろ❗️