【緊急告知】今回は特別ルールがあります。 愛メシDVDを観てからの楽屋インタビューとなりますが、皆様の気づきを重視してのことなので、ルール厳守でご参加ください!
では、今月のHAPPY BLOGイチ押しで頭休めをどーぞ
今月のイチ押し記事はこちら。
えーりの「自愛」第2弾!!
GWはある意味、親が家族にサービスする休日。
だけど、GWの後に来る、母の日はえーりにとって忘れられない1日がある。
母親が子供を想い、当たり前に過ごす毎日。
ご飯を作り、洗濯をして、子供をお風呂に入れて、寝床を整え、そして学校に送り出す。
365日、24時間、家族が楽しく、快適に過ごせるように「家庭」を見守り、家事をするのが母親。
親は子供を想い過ごす日々・・・が当たり前。
だけど、子供も親に恋していて、愛していることは間違いない。・・・
HAPP YBLOGファンの皆んな〜、5月は子供の日のGWと母の日のイベント続きだね。
母の日といえばえーりには忘れられない出来事があって、今回はその話をするね。
それは息子がまだ大学生の頃で、ある日曜日にいきなり起こった。
息子:お母さん、だいぶ前に欲しがっていたミュール買えた?
えーり:まだだよ
息子:なんで?
えーり:毎日履くとは思えない物に4、5千円も出すのはね〜
息子:またそう言って💢
息子は一瞬ムッとした顔をして、次の瞬間、立ち上がって
息子:今からミュールを買いに行こう。
えーり:えっ?今から?
息子:そう!今から!
そう言う息子の顔は真顔。「嫌とは言わせない!」という気迫に何も言えず、戸惑いながらも慌てて身支度して息子の運転する車に乗り込んだ。
乗り込むと直ぐに息子が言った。
息子:お母さん、今日は何がなんでもミュールを買おう!お母さんの気に入ったミュールを!それがどんなに高くてもだ!いいね⁉️
えーりは息子の言葉にドキッとして一言も返せず、コクリと頷いた。
息子は、えーりが気に入りながらも断念したミュールが置いてあった靴屋を覚えてて、そこへと向かってくれた。
その車中で息子が言った
息子:お母さんは、いつでも自分のことはさて置き俺たち家族に尽くすでしょ?これまでずーっとそうしてきたよね。自分だけ我慢してさ!
えーり:我慢ではないよ・・・
えーりの言葉を遮るように息子は左手でストップのジェスチャーをしたのでえーりは黙った。
息子:お母さんはそんなつもりはなくてもさ、俺からするとそう見えるの! 俺たちにやってくれてるように自分にもやって!お母さん、お願いだからお母さんのことも含めて!だから今日は絶対買おうね!約束だよ!買うまでは絶対に帰らないから!
と言った。
息子の勢いにえーりは一言も返せずコクリと頷くのがやっとだった。そして心臓がドクンドクンと音が漏れ聞こえいるんじゃないかと思うぐらいに脈打っていた。
続けて息子はミュールを買うキッカケの話をした。
息子:覚えてる?中学の頃、俺が“このTシャツが欲しい“と言った後、そのTシャツの値札が1万円って付いているのを見て俺が諦めようとしていたらお母さんが “気に入ったならそれにしたらいいよ。大事に着ればいいから“って言って買ってくれたでしょ。その時、気に入ったミュールを買おうとして手にしてたのにそれを置いて俺のTシャツ代に回してくれたよね?あの時、半分嬉しくて、半分悲しかったんだよ。でも、“買ってくれたTシャツは大事にする“ってその時決めたんだ!お陰でそれからの俺は物を大事にすることもできるようになったんだよ。本当にあの時はありがとう。だから今日はお母さんの番ね。やっと買ってあげられる時がきた〜〜〜
と誇らしげに言った。
そのTシャツのことはよーく覚えている。
若者に人気のブランド品で、正直、“たかがTシャツでこの値段?“って正直驚いた。そしてそのTシャツを息子は大切に何年も着ていたのも鮮明に覚えている。
えーりが何度も処分を促しても決して手放すことはなく、乾いたらすぐ着る、乾いたらすぐ着るの洗濯のしすぎで生地が透け、縮んでも型崩れもなかったので息子は着続けていた。
そのTシャツを洗濯するたびに“値段の分だけあるね“と会話したことも一度や二度ではなかった。中学生の時に買って、大学生になっても着ていたのだからなんと物持ちの良いことかと感心したものだ。
ということは、息子は買った日以来、えーりのミュールのことを思い続けてわずかなバイト料をコツコツ貯めて今日その日を迎えたってことなんだ。それがわかって胸が詰まった。
そして目的の靴屋さんに着いた。
ところが残念なことにえーりが気に入ったミュールは無かった。
それはそうだろう何年も経っているのだから商品は一掃されてて当たり前。しかもミュールの流行りも落ち着いていたからそれ自体見つけるのは至難の業だった。
それでも息子はすかさず次への靴屋へと車を走らせた。そこにも気に入ったものがなくて次々に靴屋を廻った。何軒かはしごしながらどんどん焦っていくのを互いに感じていた。
何軒廻った時、えーりから提案した。
えーり:今日は気に入ったミュール見つかりそうにないね。今日は断念して気に入ったミュールが見つかった時に買うってのはどうかな?
息子:そうする⁉️ ならさ、気に入ったのを見つけた時には俺が買ってあげるから、絶対自分で買わないで!約束だからね!
えーりは胸を撫でおろし肩の力を抜いたのは言うまでもない。
そして次は息子から提案してきた。
息子:ならこれから俺が気にっているカレー屋さんに行こう
えーり:そんなとこあるの? 行こう行こう🎶
息子が気に入っている店に連れて行こうとしてくれているその気持ちがえーりはとても嬉しくて二つ返事で返した。
ところが、その店は定休日で無情にもシャッターが下りていた😭
そこから焦りだしたのは息子のほうだった。
息子:ごめんね。よく来るのに定休日を知らなかった😅
えーり:そんなこともあるさ🤣 今日はドライブってことでどう?
息子はどうしても何かプレゼントしたいようで考えていたのか次の提案をしてきた。
息子:お母さん、美味しいケーキが食べれるカフェがあって、そこでお母さんの誕生日と母の日を祝おう🎂
えーり:いいね👍 いいね👍 行こう行こう🎶 三度目の正直ってことでいいね👍
ということで、そのカフェへと向かった。また一つ息子の行きつけの店が知れるということで更に喜んだ。もう何が食べれるかは問題ではなく、息子との時間、移動の道のりが嬉しかった。
そうするうちにそのカフェに着いた。
ところがだ、美味しいケーキが食べれるという人気のそのカフェも定休日だった😂 その定休日の看板を見た息子はあまりの落胆にハンドルに首を垂れた。
それを見たえーりは大声で笑ってしまった。笑うえーりを見てホッとしたのか、気を取り直した息子が
息子:本来ならお母さんがガッカリするよね、、、。今日は笑えることばっかりだね。情報不足でほんとゴメンね(笑)
えーり:とんでもない。あなたとドライブしたのは初めてだね。そのことが嬉しいよ。本当にいいプレゼントになったよ。ありがとう。
息子はガッカリしながらもテレ笑いしていたが、それはえーりの正直な想いだった。
帰り道、他愛ないおしゃべりにあっという間に自宅に着いて、長い一日が終わった。
今でもあの時の「俺にやってくれるように自分にもやってあげて!」の息子の言葉を思い出すことがある。
いつでも母親っていうのは子供ファーストで、自分のことは2の次、3の次が当たり前。子育てを大変と思うことも辛いと思うことは一度もなかったし、それどころか子供にやってあげられることが最大の喜びになっている。次から次へと子供への想いが湧き出る。それが母親の子供への無償の愛で、生きる原動力にもなっている。
一方で、親が子を想うように、いや、それ以上に子もまた母親のことを想っている。
正に息子とのこの経験はそのことを思い知る出来事だったのだ。
今でもこの出来事、息子に感謝してやまない。
改めてえーりは思う
子供を愛すように、自分のことも愛そう。
子供を無条件に受け入れ愛すように、
自分のことも無条件に受け入れ愛そうと、、、
まずは『自愛』が何であるかを知らないことにははじまらない
“母の日” がそんなことを問うキッカケになるといいな〜
“母の日“が母親の笑顔が子供を、家族を、社会を、
地球を明るく照らすってことに気づくキッカケになるといいな〜
※沙織の「自愛シリーズ その⑦ 沙織の場合」を読んで、自愛に辿り着いてよ❗️