Story04 暗雲 立ち込める

Story04 暗雲 立ち込める

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ある日、事務所に1本の電話がかかってきた。
 
電話をかけてきたのは、尾道講演会主催者の河尻淳さんからだった。
 
やんちゃな神さまの本についての相談ということだった
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河尻
「広島の河尻と言います。
先日100冊やんちゃな神さまを、知り合いから頼まれて私が注文したんですが、
知り合いの方から本をキャンセルして欲しいと言ってきて・・・。
すみませんがキャンセルってできますか?」
 
 
 
事務所の窓口
「え~~~!キャンセルですか?!
(私の一存では決められないので講演会の担当兼金城先生の秘書である)
小堀と相談してみますね。また折り返し連絡しますね。」
と伝えて一旦電話を切った。
 
 
 
早速、小堀さんに河尻さんからの、やん神100冊キャンセルの旨を伝えると、即答だった
 
 
 
小堀
「買ってもらったらいいよ!講演会とかでも使えるからね~(ニコッ)」
と満面の笑顔!
 
 
 
小堀さんの笑顔と清々しいほどの真っ直ぐな言葉は、
どんな人も自然と納得してしまう。
 
 
 
小堀さんの決断に納得した私は、折り返し、河尻さんへ電話した
 
 
 
事務所の窓口
「河尻さん、100冊キャンセルの件、小堀に相談しました!
キャンセルしないで買って、講演会に使って下さいとのことでした!
河尻さんどうでしょう?」
 
 
 
河尻さん
「そうですよね~↑↑
はい!わかりました!
相談にのっていただいてありがとうございました!
100冊キャンセルしないで買います」
と、明るく応えていただき、電話を切りました。
 
 
 
その気持ちのいい受け答えに
「なんて凄い人!河尻さん、ちょ~かっちょえ~!
これでこそ男前!!これでこそやんちゃ神友だ!!」
と事務所内で盛り上がっていました
 
 
 
その後、河尻さんはなんと100冊だけにはとどまらず!
更にやん神を30冊も、追加注文をしてきてまたまたビックリ!
理由を聞いてみると
「来院される患者さんにプレゼントしているんです」
とのこと

 
 
 
「どこまでも太っ腹で気前のいい人なんだろう~♪」
と感動しっぱなしだった
 
 
 
やん神100冊キャンセルという暗雲が立ち込めたような出来事も、
河尻淳という持ち前の気前の良さと太っ腹な男にかかってしまえば、
一瞬にして周りの人を明るくしてしまう
 
これこそが河尻淳という人間の魅力なんだと思った
 
 
 

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