「創観-無関心という名の猛獣-」

「創観-無関心という名の猛獣-」

環境づくり と 愛メシセミナー 
幸せの転換 4」 

2019年「これまで」と「これから」は繋がりが無かったかのように変わっていきます。
これまでの延長線上にある豊かさではなく、真っ直ぐと幸せを求め、
希望を生きる価値の基準。自身の命の価値に目覚めた人が繋がりあい、
環境を創造し、健康を作り出し、新しい価値の基準で環境を創っていく。

====================今だからこそ…06
「創観 無関心という名の猛獣」より(新聞Vol.06) 

『絶望の国の幸福な若者たち』(古市憲寿/講談社)
これは、今 静かな ブームになりつつある 本のタイトルだ。
最近、ジャーナリストの 田原総一朗氏の テレビ番組で 取り上げられたのが この本だった。

田原氏は、その番組の冒頭で この本に とてもカルチャーショックを 受けたと 言っていた。
本当にショックを受けたか 意図して そう表現したかは さて置き
田原氏が この本を 論ずるに至った 心情は、本来、強烈に この国の 全国民に 伝わるべきだと 思った。
何故なら、絶望の国に生きる 若者の 約70%が今の暮らしに満足している、つまり 幸福と答えているからだ。
この国は、失望のレベルではなく、絶望の国だとはっきりと言い切っている。
貿易赤字は 2016年辺りを境に 完全に 赤字が 定着するだろう。
少子高齢化、出生率、年金問題、医療保険など、社会保障は 近い将来、機能不全となることは 明らかだ。
その上、原発事故は、致命的だ。

私は これまで 数万件の 講演会や セミナーをして来た。
その中で 「年金を 将来 貰えると思いますか?」 という質問に対して 手をあげた人は、ほとんど居ない。

そして、その現実に対して、何らかの対策、もしくは 行動を 起こしていますか? という質問もするが
その答えは、ほとんどが NOだ。
はてさて、この現実の中 深い 洞察力が 無くとも 未来は、見えないのだろうか。
もしも あなたが 投資家なら、赤字を 何十年も続けていて先行き 破綻が 確実な 企業に 本当に 投資するだろうか?
今 日本という国は そんな赤字経営の 企業と 何ら変わりは無い。
しかも ほとんどの先進国の 体質は 同じに等しい。
あらゆるものに 税を課し、法律によって 強制し投資したものは 戻る保障が ほとんど無い。
これでは 政策か 搾取か 区別がつきにくいほどだ。

田原氏は、「日本は そうとう深刻なんだよ」と言っていた。
そして その「深刻」という意味は、最低二つに 分けて 理解した方がいい。
一つ目は、「この国の 行く末」
二つ目は、「国民の 自覚意識」 だ
一つ目は 政策も 含め、社会のダイエットと 社会を新しく 構築することだ。
つまり 「社会の 明確なビジョン や 国家の明確なビジョン」だ。
二つ目は 国民 ひとり ひとりが リアルな危機感を 意識することだ。
思想や 哲学などの様に 腹の足しにも ならない様なモノはこの 深刻さには 何の意味も持たないと 意識し 自覚行動することだ。
今、必要なのは 宗教や 学問や 評論などでも無く 地に足をつけ、大地を耕し、日一日、一日と 勤勉かつ 誠実に行動を 起こすことだ。

祈って 実が付く 作物は 絶対に 一つも無い、もちろん 農業のことを 言っているのではない。
これは、単なる 例えだ、
今 日本という国は、いつ 何万人、何十万人と 餓死者が出ても おかしくない、と言っても過言ではない。

「思し召し より 米の飯し」

この言葉の重さを 知る時、自給率30%の日本は 自力では 再生出来ないだろう
田原氏の これまでの 問い、(戦い?)の 一つ目の 深刻は、
社会そのものの 行く末についてだったと思う、
だが 『絶望の国の 幸福な若者たち』という本は 田原氏に 二つ目の深刻、 問題提起を させた。
その二つ目が 余りにも ショッキングなのだ。
「社会問題を 考えること」 と 「自覚行動を 考えること」は
「動物園のライオンや クマを どう飼うのか と 考えること 」と
「そのライオンや クマの 檻の中で 何も知らず 無知に 遊んでいる者」との違いだ

ライオンの檻の中に いる者、つまり それが 「幸福な若者たち」だ
今は ライオンや クマは 、満腹だ
だが 時間の問題で 檻の中にいる 若者たちは 襲われてしまう。

政府は この先、襲われた 死傷者を 手当し 治療する機関、もしくは環境を
医療介護、福利厚生、増税というかたちで 政策としてすることを、余儀なくされるだろう

ライオンは「無関心」という名の 猛獣であり、クマは「無知」という名の 狂獣だ

幸福な若者たちは 、無知ゆえに 幸福の意味を 知らない
幸福とは、利己的満足ではない、
幸福な若者たちは、幸福の意味そのものを 勘違いし
自身が 幸福だと 自分自身の 存在価値を 勘違いしている、
真の意味での 幸福とは、人類が 人類愛で繋がり すべての生命を 財産とし、永続的 、恒久的 生活を
経営することだ
それは、「環境教育の答えを 生きること」だ
「感謝の心 を 知らずして 真の幸福 を 知ることは無い」

マザー・テレサは 言った、
「愛から 最も 離れたものは 『無関心』」だと。

アルバート・アインシュタインは 言った、
「世界は 悪魔的な 行為をする人々の手によって 崩壊するのではなく、
その行為を 黙って見ながら 何も行動を 起こさない人達によって
崩壊してゆくのだ」と。

無関心は 幸福な若者たちだけの 問題ではなく 人類の 慢性の病いだ。
無知は 教育の 責任だ
教育は、国の 責任だ
だが、国とは 国民の集まりなのだ。
そして 国民とは あなた という ひとり ひとりであり
個々の 生きる意味、つまり 個々の 「価値観の基準」が 結果、国の行く末を 決定づけているのだ。

無関心を 止めよう
健全な 価値観の基準を 取り戻そう
国の行く末に「関心」を持とう
そして ひとり ひとりが 個々の 生き方に、人生に 関心を 持とう
「関心の力」それは あなたの人生を 劇的に 変えるだろう
そして 国の行く末を 変えるだろう
関心の力は 「感心」あってこそだ、
心で 感じてほしい
田原総一郎氏の 心情を、
そして この「創観」の 意図する心を。

田原氏は こうも言った
「僕はいい、お先 短いから、
だけど 君たち若者は この先ずっと 生きてゆかなければならない、
一体どうするのかね?」 と

私は 人生の 折り返し地点だ
だが 子供たちは すべてが これからだ
あなたの 感心を持って 関心を 傾けてほしい

ベストセラー作家/人間学講師:金城幸政

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今回の「創観 無関心という名の猛獣」は、
”環境教育情報誌 EnRich4号”の『創観』より抜粋し掲載しています。
今だからこそ、読んでほしい一説。

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